まさか、自分がウツになるなんて!

43歳男性、会社員(SE)が、仮面うつと診断されるまでの経緯、治療方法、健康回復にむけてやっていることなどを紹介いたします。 自分はウツとは関係ないと思っている方に、是非読んでいただきたいです。

44歳の今、受験、資格試験を振り返る。そして、今、若者に伝えたいこと。

今週のお題「受験」

 

僕は、高校受験に失敗している。

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また、高校卒業後の進路も、大学へは行っておらず、専門学校へ進学している。

世間の常識からしたら、10代の時点で本道からそれて、脇道を通る人生を送っているように見られるかも知れない。

それは否定しない。

しかし、僕は、高校受験の失敗、専門学校への進学も後悔はしていない。そういった経験も踏まえて、「今の自分をつくる」ための砥石の効果があったと確信している。

 

これから、高校受験、進学の悩み、資格試験の勉強と、試験に関する経験を語っていこうと思います。

僕の受験(試験)の思い出を、「笑いの種」として頂き、受験勉強等で疲れている頭の、一休みとなればと思います。

また、自分なりに、若者へのおススメ、アドバイスちっくなことも語っていきますので、1つでも参考になれば嬉しいです。

 

それでは、数十年前の記憶を呼び起こしながら、語っていこうと思います。 

話を簡潔にまとめるのが苦手なので、今日も長くなりそうだけど、よかったら聞いていってください。

 

 

高校受験失敗

今から約30年前の15歳の春、高校受験に落ちました。

 

落ちた理由は簡単です、勉強していなかったからです。

当時の、仮面うつ少年は、反抗期で勉強することに意味を見出せず、「なぜ、勉強しなければならないのか?」といった疑問で頭のなかが一杯で、その疑問に対する答えが得られないなら、勉強なんてするものか!とアホな理由で勉強を拒否していたのです。

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(画像の引用:『なぜ勉強をするのか?』勉強の意味が見つかる名言30節!と本!《やる気を燃やせ》

 

中卒で働くことも考えましたが、一応、高校は受験することにしました。

受験した高校は、自分の学力よりも高めのところを狙いました。自分の成績相応のところは、荒んでいる学校が多かったため、平和な高校へ行きたかったのです。

 

しかし、今まで全く勉強していなかったのですから、大変です。

中学校を仮病で休んで過去問を勉強する日々、数週間。

数ヶ月といわないのがミソですよ(苦笑)

いざ、本番!仮病で休んだ甲斐あり、手ごたえ十分で試験が進んでいきます。

そして、最後の科目は自分の得意としていた数学です。

これは、貰った!と思いました。

それまでの科目では、試験開始前に深呼吸をして、試験に臨んでいたのですが、数学は深呼吸しなくても楽勝と思い、その儀式を行わなかったのです。

その結果、過去問とは全く異なる出題形式に頭はパニック😕

全然、解答ができず、そのまま終了となりました。

 

その結果は、案の定、不合格。

勉強していなかったとはいえ、へこみました。

 

私立の二次募集を受験

急遽、自宅に中学校の担任が来訪して、今後の進路相談です。

 

担任が候補として提示したのは、僕の学力よりもはるかに下の高校の二次募集です。

そこは、流石にためらいました。

その担任は、基本、僕の希望を聞いてくれる先生だったのですが、その時ばかりは、「他に候補はないんですか?」と聞いても、他は無理です!と別人になったような答えが返ってくるではありませんか。

 

そこで、しぶしぶながらも、その二次募集の高校を受験しました。

受験の結果、試験内容はあまりに楽勝で拍子抜けしたのを覚えています。

なにはともあれ、高校生になることが出来ました。

 

高校時代の思い出

高校に入っても、勉強への疑問は払拭されないままでしたので、あまり勉強はしていません。それでも、一応、トップクラスの成績はとれていたため、先生や同級生からもてはやされて、悪い気分はしていなかったのを覚えています。

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また、不良にイジメられるのではないか?と怯えていたのですが、友人にも恵まれて楽しい高校生活を送っていました。 

 

高校数学は無駄にならない

現役の高校生に言っておきたいことがあります。

2017年調べによると、中高生(男子)がなりたい職業の1位が、「ITエンジニア・プログラマー」となっています。

(出典:中高生が将来なりたい職業は? | マイナビニュース

この結果は、システムエンジニアとして、20数年間、働いてきた自分からしたら、驚きとともに、後に続こうとしている若者が多いことに喜びを感じてもいます。

 

IT業界を志望している若者たちは、AIやディープラーニング(深層学習、機械学習)といった言葉と、ソフトウェアが将棋や囲碁の名人に勝利する、自動車の自動運転、ロボット開発等に夢を抱いているのでしょうか?

もし、そうだった場合、高校数学の三角関数、微分・積分、線形代数、統計学等はきちんと勉強していますか?

上にあげた分野で活躍したいと思っているならば、その知識は必須ですよ!

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と偉そうに語っていますが、かくいう自分は、高校時代、テストで点数を取るための勉強をしていたので、公式や解き方を覚えることに重点を置いて、内容を理解することは二の次にしていたのです。

そのため、知識としては乏しく、社会人になってから、モータ制御をはじめとする自動車のシステム開発を行う際に、高校数学の復習をするはめになってしまいました。

 

ですので、もし、IT業界を志望されている方で、

「高校数学なんて卒業したら使わないし、赤点さえ取らなければいーや」

と思っている人がいるならば、それは間違いですよ!と言っておきます。

 

僕の二の舞にならないように、しっかりと勉強しておくことをおススメします。

 

大学に行くべきか?専門学校に行くべきか?

楽しい高校生活も2年次になると、卒業後の進路を視野に入れなければいけなくなります。

 

高校生になっても、勉強する意味は見出せないままでしたが、当時、父親が譲り受けてきたパソコン(NEC:PC-8801)をおもちゃかわりにして遊んでおり、将来、ソフトウェア開発の仕事に就きたいなと思うようになっていました。

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そこで、高卒では希望する職種につけないことがわかり、大学か専門学校か?進学先に悩みました。

当時、ソニーの創業者、盛田昭夫氏の「学歴無用論」を読むと、

「これからの時代、学歴ではなく、その人の能力をみるべきだ」

ということが書かれていたと記憶しています。

 

その影響を受けて、そうだ!専門学校へ進学して、自分のやりたい職種に関する勉強をして、手に職をつけようと考えました。

 

しかし、ここでは時代を読み間違えました。

いまだに、日本社会では、学歴優位となっています。

そのため、一流企業等へ新卒で就職しようとすると、学歴がネックとなり、就職の幅が狭くなっているのが実情です。

 

もし、現在、高卒後の進学に悩んでいる方がいるならば、大学へ進学することをおススメします。

 

情報処理の資格試験に向けて全力投球

高校卒業後、コンピュータの知識を学べる専門学校へ進学しました。また、その学校は、地元では、国家資格の合格者の排出数を自慢にしているところだったため、手に職をつけたいと願う自分の希望に合致していたのです。

 

そこでも入学試験がありましたが、SPIに似た適正検査のようなものだけで、難なくクリアしたのを覚えています。

 

専門学校では、入学して1ヶ月たった、5月学力試験が行われました。

その学力試験をもとに、成績順にクラス分けをして、上位のクラスは国家試験合格を目指す、それ以外のクラスは、学力にあった授業を行うとのこと。

なんてことだ!これで、下のクラスに入ってしまったら、国家資格を取れない可能性がでてきてします。

 

そのため、上位のクラスに入るべく、猛勉強しました。

先生からは、授業で教えた内容しか出題しないといわれていましたが、蓋をあけると、まだ習っていないコンピュータの知識についても出題されていたのです。

これには、習ってない内容がでてるやん!と思いましたが、自宅のパソコンをおもちゃ代わりにして遊んでいた経験から、解くことができたのでよかったです。

そして、無事、最上位のクラスに入ることができました。

 

プログラムのマスターの仕方

最上位のクラスでは、国家試験の過去問を繰り返し解く授業がほとんどだったと記憶しています。

そこで、苦労したのは、プログラミング技術です。

教科書に書かれている内容は頭では理解できるが、実際に自分でつくってみろ?と言われると、まったく作れないのです。

 

習うより慣れろで、教科書の模範プログラムをひたすらパソコンに入力して、身体(頭)に覚えさせる訓練を継続しながら、月刊「Cマガジン」という雑誌の懸賞問題にチャレンジし続けること数ヶ月、突如、仕組がわかるようになり、それ以降は、アルゴリズムのパターンを覚えるだけになっていきました。

 

プログラムは、自転車や水泳をマスターするのに、似ていると思います。

自転車や水泳も、最初は苦労しますが、一度、出来るようになってしまえば、あとは難なくできるのと同じように、プログラムも一度、何らかの言語でマスターしてしまえば、言語が変わっても自分が知っている言語と置き換えて考えればよいだけのため、スムーズに移行できますよ。

 

勉強する意味を教えてもらえた!

専門学校時代の思い出として、一番大きいと思っていることが、中学時代から疑問に持ち続けていた”勉強の意味”を教えてもらえたことだ。

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その答えは明確で、

「勉強する意味なんて簡単だ! それは、自分のためにするんです」

でした。

皆さんからしたら、何を当たり前のことを言っているのだ...と笑われるかも知れませんが、当時の僕からしたら、世間体や、出世、就職のためといった他人のための勉強ではなく、自分のためにする勉強という言葉が、「目からウロコ」の箴言だったのです。

 

資格試験の勉強が中だるみとなることもあったのですが、その箴言を知ってからは、学生時代最高に勉強に打ち込み、

①第二種情報処理技術者試験

②第一種情報処理技術者試験

をそれぞれ合格していったのが、ほぼ唯一といってよい学生時代の自慢です。

 

後年、吉田松陰のことを書いた書籍を読むと、吉田松陰も「何のために学ぶのか?」との疑問を抱き、その答えとして、

【凡そ学をなすの要は己が為にするなり、己が為にするは君子の学なり。人の為にするは小人の学なり。】

と書いてあるのを読み、改めて感激したのを覚えています。

 

上の言葉の現代語訳は、下記動画をご覧ください。

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第一話です。

涙もろくなっていた、僕はこれを見て、鳥肌に震えました。


花燃ゆ 第一話 人は何故学ぶのか

 

専門学校卒業後

専門学校卒業後は、メーカのグループ企業に就職して、念願のソフトウェア開発職に携わることができました。

高校時代の夢がかなったのです。

そして専門学校時代ではかなわなかった、東証一部上場企業へ転職を果たすこともでき、転職理由であった、自動車のシステム開発に従事していました。

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自慢ぽく聞こえるかも知れませんが、大丈夫です。

今、仮面うつ病を患い、休職しています。

あー、僕の人生って、落差が大きいな~(苦笑)

 

ここで皆さんに言っておきたいことは、就職してからも、従事する仕事、ソフトウェア開発の仕事によっては、その都度、勉強が必要な日々をおくっていました。

職種によっては、就職してからも、資格試験が必要なことが多くあります。

また、資格等の勉強が不要な企業であっても、仕事の仕方、効率アップ等、勉強しないといけないことはいくらでもあります。

 

そのなかで、僕が何事にもチャレンジできたのは、資格試験の受験、合格を通して、

【やればできる!】という自分への自信が大きかったと思っています。

 

そして、44歳の今、今春より、放送大学(教養学部)に入学して、心理学の勉強、認定心理士の資格取得を通して、うつ病の再発予防と、今後、新たにうつ病になる方を1人でも減らすことに寄与できればよいなと、希望をもち、各種手続きを行っています。

 

受験や勉強は、学生だけではありません。

社会人となってからもずっと続きます。そして、それは強制されてするものではなく、勉強して新しいことを知ることが喜びなんです。

 

最後に

学生の皆さんは、現在、受験シーズンの真っただ中ですね。

受験を通して、無事合格する方もいれば、僕のように不合格となる方もでてくると思います。

ですが、それですべてではありません。

 

僕のように、そこから這い上がることもできます!

その為に、自分から逃げないでください。自分の心にウソをつかないでください、自分なりに精一杯頑張った経験は、決して無駄になりません。

 

繰り返しになりますが、これから、受験、試験を控えている若者に対しては、無事に栄冠を手に掴んで頂けるように頑張ってもらいたいですが、努力叶わなかったとしても、それで人生終わりではないということを語って終わりにしたいと思います。

 

「受験」という表題から、ズレたことも語ってきましたが、ここまで聞いてくださって、ありがとうございました。

読んでくださった皆さんの幸せを遠くから、願っています。

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