通院しているクリニックで、2017年11月11日(土曜日)、”ぐるぐる考え込むクセ”から抜け出そうというセミナーを受けています。
セミナー内容の整理、復習をかねて、その内容について書いておく。
考えることは悪ではない
まず前提として、「考えること」自体は悪いことではないということだ。
心配なことや、うまくいかなかったことを考えることは適応的であるということ。
それでは、なぜ考え込むクセが悪いのか?それはネガティブなことを繰り返し繰り返して考えてしまうからだ。否定的な考えやネガティブな考えのクセをもっていることを、反芻思考という。
反芻思考はなぜ悪なのか?
反芻思考はなぜいけないこととされているのか?
出来事が起きた場合、「否定的な考えのクセ」癖がある人は、その否定的な考え方のクセを繰り返し繰り返し考えてしまうことによって、次のような悪循環に陥ってしまうのだ。
1.憂鬱な気分や不安を引き起こす
2.疲労感、やる気が出ない
3.活動力の減少、活動自体の回避
4.喜びや達成感の減少
以上が否定的な考えをしてしまうしてしまうことによるデメリットである。
知ってか知らずか、「否定的な考えのクセ」を持っている人は、自動的にその”否定的な考え”を繰り返してしまうクセが自動的に誘発されてしまうことで、次のデメリットを生じている。
1.本来やりたいことができない
2.苦手な局面を無意識的に避けてしまう
3.体験の機会の減少
実際にやってみると大丈夫なんだ。なんてことなかったんだ。自分でもできるんだ。という貴重な成功体験の機会が減ってしまう。
ぐるぐる考え込むクセから抜け出すためのポイント
それでは、”ぐるぐる考え込むクセ”から抜け出すためにはどうすれば良いのか?
それは六つのポイントから考えることができる。
1.考え方のスタイルを振り返る
自分の考え方は、善なるものであるのか、悪なるものであるのか?を振り返って確認しよう。
①善いパターン
「客観的に”いま、ここ”で出来ることを考える」こと
②悪いパターン
答えの出ないことに対して考え込んでしまうこと。
2. 考えを頭の中から外に出すということ
頭の中に考えがあるからこそ同じことを考えてしまいがちなので、一度、頭の中から外に出すことによってマイナスの考えをなくしてしまいましょう。ということです。
具体的な方法としては、
①頭の中にある考えを紙に書き出してみる
②言葉にしてみる
③人に話してみる
そうやって紙に書いたり言葉に出したり人に話すことで、その人自身の頭の中の考えを客観的に見ることができるようになります。
3.無理にコントロールしようとしない
あるがまま、流れるままに流しておくということも大切だということです。
4.さまざまなものに注意を向けてみる
ネガティブな感情に支配されているときは自分のことばかりに注意が向きやすいものです。その時にあえて様々なものに注意を受けてみることで新しい発見がないのか?探してみましょうということです。
5.「今、ここ」の自分に注意を向けてみる
これは、いま流行りのマインドフルネスでも言われていることです。
マインドフルネスに関しては僕のブログにおいても他の記事で書いていますので、興味のある方はそちらをご参照頂きたいと思います。
6.まずは行動してみる
「今できること」をやってみましょう。
自分が本当に大切にしたいもの、本当にやりたいことに向けて動き出してみましょうということです。
以上が、「”ぐるぐる考え込むクセ”から抜け出そう」というセミナーで教えていただいた内容です。配布資料等はなく、講義をもとに自分なりにノートしていた内容のため、誤った理解もあるかもしれませんが、改めてノートを見直してみても、自分に当てはまるところが多々あり、再度、勉強するつもりでこのブログ記事を書くことができています。
おそらく今後も、定期的に見直すことで自分自身にとっても再度勉強する内容の記事になっていると思います。
この記事が僕と同じように、”ぐるぐる考え込むクセ”で苦しんでいる方々の一助になれば幸いです。
ありがとうございました