まさか、自分がウツになるなんて!

43歳男性、会社員(SE)が、仮面うつと診断されるまでの経緯、治療方法、健康回復にむけてやっていることなどを紹介いたします。 自分はウツとは関係ないと思っている方に、是非読んでいただきたいです。

うつ病を治すコツは、うつ病と闘わないこと!身体が欲することにまかせることが大切です。

うつ病は、強敵です。

その強敵に勝つために、うつ病から回復するために、いま多くの方々が悪戦苦闘しておられます。かくいう自分も、丁度1年前、その渦中にいた人間の1人です。

 

ちまたで多く言われている、うつ病に効果ありとされるコツの数々。

やれ、規則正しい生活が大切だ。

朝日を浴びて、セロトニン(メラトニン)を生成することが大切だ。

運動(ウォーキング)することが大切だ。

食事でトリプトファン(セロトニンの原材料となる)を摂ることが大切だ。

等々、いわれています。

これからは、わたくし自身もすべからく取り組みました。

そして、実際に効果もありました。

 

ただ、これらは身体を動かすための大切なエネルギー、自動車でいうガソリンを補充していることに該当します。

身体や、自動車自体がまともで、燃料切れ、ガス欠状態ならば、燃料を補給してやることで動けるようになるでしょう。

しかし、肝心の身体、自動車が故障しているとしたら?

いくら、燃料を補充したところで、まともに動けるわけがないですよね。

 

このブログを通して、何度も申し上げていますが、うつ病は脳の病気です。

燃料補充のまえにすべきことは、ダメージをうけてしまっている脳を回復させる必要があるんです。身体を動かすための燃料補充は、そのあとに行うべきなのです。

このことについて、少しお話してみたいと思います。

 

 

うつ病の発症は、今まで一杯頑張ってきた証です!自分をイジメるのは辞めてあげましょう

うつ病を発症する方には、特徴があります。

それは、

  • 義務感が強い
  • 完璧主義
  • 他者に対して気をつかいすぎる
  • 几帳面
  • ~すべき、~しなければならないという、べき思考が多い
  • きちんとした生活をおくらないと駄目人間だと思っている

です。

 

うつ病を発症した皆さん、心当たりあるのではないでしょうか?

また、現在、うつ病を発症していない方々でも思い当たる節はありませんか?

そうです。

みなさん、誰でも、いつでもうつ病を発症するタネは持っているということなんです。

 

そして、これらのタネに共通しているのは、【無理をしている】ということです。無理を長期間にわたり、自分で自分をイジメつづけてきた結果、脳が炎症を起こして、うつ病を発症してしまっているのです

 

であれば、うつ病と闘う=うつ病と闘病する、というのはさらなる頑張りが必要なことになってしまいます。これは本末転倒です!

頑張りすぎてしまった結果、うつ病になった方に必要なことは、無理していることを辞めて、身体と心が欲することに自然に向き合うということが大切なんだな!ということがわかって頂けると思います。

 

うつ病で苦しんでいる皆さん、ほんとお疲れ様です。

もう頑張るのは辞めてください!

もう充分、頑張ってきました。

これからは、無理をしないでくださいね。 

 

早く治したいという焦り、それ禁物です!まずは、休養期間を満喫しましょう(^^♪

うつ病の発症をとおして、休学、欠勤、休職等を経験すると、まるで自分が世間から取り残されたような気持ちになってしまいます。

そして、できるだけ、一日も早く回復、復帰しようと焦る気持ちがでてきます。

 

また、周りの方々も気遣ってくれて、「〇〇を食べたらいいよ」、「〇〇したらいいんやって」等々、善意のアドバイスをしてくださるので、より一層、早く治さないと、早く復帰しないとといった焦りを助長してくれます(;^ω^)💦

 

ですが、その【焦る気持ち】

これは危険⚠です!

この焦る気持ちは、無理につながっていってしまいます。

自分自身を振り返ってみても、この焦る気持ちがあるうちは、いくら身体を休めていても、いくら薬を飲んでいても、症状が好転することはなかったです。

 

今から思い返せば、当然のことです。 

働かず、ほとんど時間を自宅にいることで体は休まっていても、焦る気持ちが、「自分はないかしていないといけないんじゃないか?」といった強迫観念のようなものにとらわれてしまって、肝心の脳がまったく休まっていなかったんですから...。

 

「焦る気持ち」はうつ病以外でも大敵だと感じた、ここ数ヶ月

話しは少しかわりますが、数ヶ月前(2018年7月)から立て続けに発症していた体調不良の数々、

①ギックリ腰

②腰椎椎間板症

③原因不明の胸痛

④突然襲われる息苦しさ

これらの症状に苦しめられていた期間中、自分の心を占めていたものは、

「なんで、こんな症状になってしまったんだ」

「転勤して間もない期間、しっかり働きたいのに」

「早く回復して、復帰したい」

といった、焦る気持ちでした。

 

この焦る気持ちからくる、早く治したいという気持ちに占領されていたときは、病状がよくなることはありませんでした。むしろ、日に日に悪化していっていました。

しかし、逆説的なのですが、

  • 身体の症状そのものを受け入れよう
  • 身体は不調だけど、いまの五体でできることはある!
  • ない物ねだりではなく、今の自分にできることをしよう

と思えるようになったことで、身体の不調はあいかわらずでも、負担に感じていた重荷は大きく軽減しました。

さらに原因不明で苦しめられていた、胸痛と息苦しさの原因も判明し(胸痛喘息)、症状は大幅に改善してきています。

 

今回の経験から、この「焦る気持ち」がもたらす弊害は、うつ病のみならず他の疾患に対しても影響を与えてしまう、相当に大きなものだなと痛感しています。

 

うつ病で苦しんでいる皆さん!

もう、頑張るのはやめましょう。

自分で自分の心にウソをつくのはやめてあげましょう。

そして、身体の状態を受け入れて、自分を労わってあげましょう。

ながい人生のなかで、与えられた休養期間を満喫しましょう(*^_^*) 

 

罪悪感を感じる必要はありません!身体が欲するままにまかせましょう

脳疲労の回復にあたり、世間でいわれている規則正しい生活にこだわって、

日中寝てしまったら、だらしない生活になってしまうから。と、夜がくるまで、悶々とした時間を過ごしていませんか?

症状がかなり酷いときは、夜眠れないかわりに、日中眠くなったりするんですよね。

なので、日中頑張って起きておくだけでも相当な苦労だと思います。

 

また、食欲もないのに、無理して、規則正しい食事をとろうとしていませんか?

食欲がないのに、食べる。

それも、身体の自然な反応に対して、逆行しています。

 

これらのこと、無理にしなくていいですよ。

身体が欲するままにまかせましょう!

 

寝たいときに寝ましょう(^^♪

寝ることは、脳疲労を回復するためにとても大切です!

眠たくなったら、寝ましょう。

二度寝結構、

昼寝結構、

夕方寝結構です。

 

それで、もし夜眠れなかった場合、その場合、好きなことをして過ごしましょう(*^_^*)

わたくしの場合、休職して間もない頃、丸4日間くらい、二中、夜の関係なく、一睡もできない日々を送ったことがありましたが、「人間、いつまでも寝ないでいられるわけがない!いずれ、眠れるようになるだろう」とおもって、ベッドのうえでゴロゴロしてました。

 

それ以降、夜は眠れるようになりました(*^_^*)

朝寝、昼寝、夕方寝していても、夜、眠れるんです♬

不思議でしたが、それだけ脳が睡眠を欲していたんだと思います(*^_^*)

 

食べるならバナナがおススメですが、なんでもいいですよ(*^_^*)

食事では、1日3食食べなくても、大丈夫です!

無理して食べなくても、どこかでお腹がすいてきます。

そのときに、食べたいものを食べましょう。

食欲がなければ、無理に食べなくても大丈夫ですよ。

 

 

わたくしの場合、まったく食欲がないとき、1日バナナ1本生活の日々が何にちかありましたが、それでも特に体調をくずさずに生活できてました。

まぁ、うつ病という大病はわずらってましたけどね(;^ω^)💦

 

参考までに、 

脳疲労をとってくれる物質として、イミダゾールジペプチドと、アスタキサンチンが効果的といわれています。また、脳内のセロトニンを生成するために、バナナが効率的だといわれています。さらに、腸内環境をととのえるといいともいわれています。

 

イミダペプチド、アスタキサンチン、バナナ、腸内環境の改善(酪酸菌&乳酸菌)どれも試しました(*^_^*)

一定の効果もあったと感じています。

が、大切なことは、美味しいと思えるものを食べて、幸せホルモンを出してあげることの方が大切です(^^♪

 

楽しいと思えることを楽しみましょう(^^♪

この休養期間中、「やらなければならない」といった、べき思考ではなく、主体的に何かをやりたいという事柄があるとおもいます。

その内容は、人によって違うでしょうが、

  • 絵をかく
  • 刺繍をする
  • ゲームをする
  • 編み物をする
  • 食べたいものを食べる

等々、あなた自身が好きなこと、楽しめることをやりましょう(^^♪

なかには、今まで楽しかったことが楽しめない!という内容もあると思います。

その場合は、無理にそれを楽しまなくてもいいです。

 

楽しもうとしないでください。

楽しいと思えることを楽しむことが大切です(*^_^*) 

 

まとめ

うつ病を早く治すためには、うつ病と闘わないことです。

いままで頑張りすぎてきた自分を認めて、褒めて、いたわってあげることが大切ですよということを語ってきました。

 

ポイントを整理すると、

  • うつ病になったのは、あなたが悪いせいでなければ、サボっているわけでもない!むしろ、頑張りすぎた結果です。
  • 頑張るのをやめましょう、身体、脳、心をいたわってあげましょう。
  • 焦りはうつ病を治す、大敵です。
  • ない物ねだりをせず、今の自分で出来ることをやりましょう
  • 身体が欲するままに、寝て食べて楽しんで過ごしましょう♬

です。

 

うつ病になると、半年からそれ以上の期間をうつ病と向き合うことになります。

この期間の多い少ないは、いままで頑張りすぎた方、自分で自分の心にウソをついてきた人ほど、長期化する傾向があります。 

自分で自分の心にウソをついていないかどうか?なかなかわかりません。

気づくための具体的な方法として、マインドフルネスがありますが、これもなかなか難しいので、無理をしていないか?しんどくないか?ということを心がけてほしいと思います。

 

今日、語ってきたことは机上の空論ではありません。

わたくし自身が心がけて、体験してきたことです。

これらを意識するようにしたことで、服薬とあわせて約2ヶ月で症状は全く感じないくらいに回復しました。

 

今、うつ病で苦しんでおられる方々、これらの方々が一日でも早く、苦しみから解放されることを願っています。