先週の記事のつづきです。
前回より1週間、あいだが空いたので簡単にあらすじを。
<あらすじ>
休職満了まで残り約2ヶ月となっている。
会社は「ならし・まびき勤務」が認められておらず、休職満了の1ヶ月前までに「フルタイム勤務可能」と記載された診断書を主治医より貰う必要がある。
ただ、医療スタッフからは、「いきなりのフルタイム勤務は、うつ病の再発リスクが高い」ため、ならし勤務をすすめられた。
自分としても、可能であれば「ならし・まびき勤務」で復職したいため、会社に規則の融通はきかないのか?打診することとした。
会社からの打診結果はどうだったのか?
打診結果をふまえて、今後どうしていくことになったのか、を書いていきます。
会社としては融通はきかない
打診結果のエビデンスを残すために、下記項目をメールで会社に打診した。
- 就業規則およびメールでは、「ならし勤務」や「まびき勤務」を認めていないとされているが、主治医やセラピストのすすめであっても無理なのか?
- 週に2日、休むことが認められないなら、フレックスまたは私用外出で、グループワーク(集団認知、マインドフルネス)の時間のみ抜けることは可能か?
- どうしても通常勤務しかダメだという場合は、復職面談に同席して、主治医と話しあってほしい。
- 上記3点、すべて無理な場合、無理な理由、主治医やセラピスト、自分を納得させる理由を教えてほしい。
会社からは、とても早い返信がかえってきた。
メールを送信したのは、会社の休日、日曜日の午後。
返信があったのは、月曜日の朝10時(始業後1時間経過)。
うん!とても、仕事が早い。
素晴らしいことですね。
ただ、メールを開封する前に一抹の不安がよぎる。
なぜならば、返信が非常に早すぎるのだ!
打診内容について検討せずに事務的に定型文を返信してきただけじゃないのか?
という不安がどうしてもよぎってしまう。
しかし、そこはマインドフルネスで「今」を大事にすることを習っている、自分。
へんな詮索や、取り越し苦労はするまい。
まず、内容をみてみよう。
ドキドキしながら、開封します。
人間、虫の知らせって本当にあるんだね。
取り越し苦労じゃなかったよ、さっきの不安は、未来予知だったんだよ。
<回答内容>
- 「ならし勤務」や「まびき勤務」は医療スタッフのすすめであっても無理。
- フレックスや私用外出も認めない。
- 主治医との復職面談も、”通常勤務可能とする診断書”がでないと無理。
- 無理な理由は一言、「それが会社のルールだ、理解しろ」。
打診メールを送って、返信をまっている間、こうなることも予測はしてたよ。
でもね、会社としては、うつ病になった社員でも、大事な社員として思ってくれているだろうと期待してたんだよ。
そのうえで、例外処置じゃないけどさ、多少は検討もしてくれての回答をくれるだろうと思ってたのね。
それがこの結果だよ。
会社としては、いなくなっても構わないひとつのコマなんだろうなと思って、悲しくなっちゃった(´;ω;`)ウッ…
医療スタッフ間(主治医、セラピスト)で伝書バトの自分
会社の回答をふまえて、再度、医療スタッフと相談しました。
▶主治医と相談
会社からは、リハビリ勤務を却下されました。平日の夜や週末で、集団認知やマインドフルネス等の再発予防は行っていないでしょうか?
夜や、週末はやってないなー。
...。
自分なりに、認知療法で復職後の問題を想定して対策を検討するということで、どうでしょう? この方向で、診断書を書いてくれませんか?
うーん、もう一度、セラピストと相談して。
▶セラピストの見解
かくかくしかじか(会社の回答と、主治医の見解をお伝えする)
しっかり回復してきてると思えるけど、主治医は何かひっかかるところがあるんだろうね。何か思い当たることはある?
治療開始して1ヶ月後くらいに、副作用があることを伝えた際に、「こんな小さいことで不安になって」と「マインドフルネスがわかってない」と2点、怒られています。この2点が払拭できていないのかも知れません。
うーん、副作用のことを伝えただけで、そんなこと言われたんだ。大変だったね。
小さいことで不安がらなくなったことをわかって頂く必要があるかも知れません。
そうだね。休職期間をめいっぱい使って、認知療法、集団認知、マインドフルネスに取り組もうか。
もう、それしか残ってないですよね。
主治医は、再発予防グループないといったの?あるよ。金曜夜と土曜日の昼に、再発予防グループがあるので、復職後は毎週土曜日、通院してもらって、ストレスと対策について相談しようか。
週末にあるんですね、よかったです。再発予防グループがあると、産業医との復職面談の際に、再発予防の取組みとしてのアピールポイントになるので助かります。
この方向で、もう一度、主治医と話してもらえる?
もう何度でも、伝書バトするよ!
▶主治医と相談(もう何度目?)
しかじかかくかく(セラピストと相談した結果をお伝えする)
うん、それでいいんじゃない。
再発予防は、土曜日の昼の方が、仮面うつさんにあってると思うよ。
(あれ、前回と意見が全然違うぞ、でも妥結できてよかった)
あと1ヶ月強、リワークで再発予防に取り組みます
伝書バトを何度かやりましたが、お陰様でなんとか、復職への流れを合意することができました。
復職へのプランは次のようになります。
①.4月下旬まで、リワークで学習、認知療法、不安リストの作成、集団認知グループ、マインドフルネスグループで再発予防を図る
②.3月下旬を目途に復職診断書を書いてもらう。
③.5月以降は、毎週土曜日、再発予防グループに参加して、1週間のストレスを題材として、考え方、対策を相談していく。
まとめ
復職に向けて、1.5週間にわたる相談、調整を行った結果、会社、主治医、セラピスト、自分の4者間で、ある程度納得できる内容を取り決めることができました。
会社へは、こういう風にすることを伝えたが、これを否定してこられたら、流石にキレてしまうかもしれん。
▶これもリワークだった?
今回のめんどくささは休職する前に、休職するかどうか?診断書をもらえるかどうか?で悩んでいたストレスや手続きに近いものがありました。
また、医療スタッフ間の橋渡しをなんで自分がせなあかんねん、スタッフ同士でよりよい方法を調整してくれよとも思っていましたが、ある意味、これもリワークの一環で復職にむけて、折衝、コミュニケーション能力を試されていたんじゃないかと思うようにしています(;^_^A
ふー。
復職まで残すところ、1ヶ月強となりました。
再発予防への取り組みをしっかりと行い、再び、休職への手続き等のいらんストレスを抱えることがないように取り組んでいきたいと思います。
おわり。
今日もありがとうございました。
それでは、また。
でつノ