まさか、自分がウツになるなんて!

43歳男性、会社員(SE)が、仮面うつと診断されるまでの経緯、治療方法、健康回復にむけてやっていることなどを紹介いたします。 自分はウツとは関係ないと思っている方に、是非読んでいただきたいです。

休職5ヶ月を振り返って、休職に至った原因と再発防止、大事なキーワードについて【病歴経緯<リワーク編>7回目】

こんにちは、休職中の仮面うつです。

職場での復職面談を数日前に控えています。

復職面談では、休職に至った原因、再発防止策、具体的な取り組みについて、詳細なヒアリングがされるらしいですので、事前整理をかねて、自分なりに考えた再発防止策を記しておこうと思います。

 

 

そもそも休職にいたった原因は?

ウツで休職に至った原因は、簡単です!

※一般事例ではありません。わたくし個人の原因です。

 

ズバリいっちゃうよー(;^ω^)

 

自分で自分をイジメて、身体を壊していました!

この1点ポッキリです。

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賢明な読者の皆様からしたら、

「はぁ? 何言っちゃってんの?」

「休職になるまで、そんなことに気付かなかったの?」

という意見が聞こえてきそうです。

 

はい!気付かなかったんです。

当時の自分は、自分で自分をイジメているなんて、露にもおもっておらず、

それが普通だとおもってしまっていたんです。

 

▶具体的には大きく3点

数年前、転職、引越しをキッカケとして、新しい環境、人間関係に直面することになりました。

その新しい場所・人間関係、慣れない環境で、自分をイジメていたのは次の3点です。

①自分の弱さを認めたくない

メンバーを引っ張っていく役割なんだから、人に助けを求めるのは恥ずかしい。

自分をよく見せたいと思う、虚栄心。

相談することで、同僚の時間を奪ってしまうことになり、申し訳がないと考えてしまう、心の先読み。

これらの積み重ねで、勝手に孤立していたような状態でした。

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②完璧思考

同僚に対しては、寛容な気持ちで接していました(つもりです)が、

自分自身に対しては、成功しなければ、成果をださなければ、人生を無駄に過ごしたことになる。

と考えて、ほぼ常時、自分で自分にムチを打っていました。

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③べき思考

「~しなければならない」と考える「べき思考」で、自分自身をがんじ絡めにしていました。

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リワークで柔軟な考え方は身についたのか?

上記した、自分をイジメていた3点について、改善する考え方を身につけるのが、リワークの目的の1つでもありました。

 

休職原因であった、「きちんとやる」、「結果を求める」、「べき思考」はそれぞれプラスとマイナスの両面があります。

そのため、それらのプラス効果をみとめつつ、マイナス面に注意して、バランスをとった考え方をするように心がけました。

 

認知療法、集団認知行動療法、セラピストとの面談をとおして、自分なりに考えた改善案がつぎの通りです。

①自分一人で仕事をしているのではない

仕事をするうえで、責任感をもつことや、きちんとやろうとすることは大事だが、なんでもかんでも一人でやろうと思う必要はない。

仕事は協力して行うものだ。

ひとまず、時間を決めてとりくんで、それで解決しない場合、相談する等して対処していけばいいだろう。

 

また、相談する際に、「聞いたら相手に迷惑じゃないか?」といった”心の先読み”をせずに、気軽に問い合わせしよう。それで、相手の都合が悪かった場合は、その時、出直せばいいだけだ。

 

②成果だけでなく、プロセスを大事にする

仕事で成果を求めることは勿論大事だが、成果がない=ダメ人間、人生を無駄に過ごしたと考えるのは極端すぎる。

たとえ、成果がでなかった場合であっても、その過程で得られたもの、今後の教訓はあるはずだ。

そこに着目して、今後の改善に活かすことが大事なんだろう。 

 

③やり方、考え方は十人十色

過去の経験から、「~した方がよい」、「~しなければならない」と考えてしまうのは仕方のないことで、それが効率化なのかもしれない。

ただ、その考えだと、視野が非常に狭くなってしまい、自分で決めたルールややり方で自分自身を縛り付けてしまうやり方だ。

 

「ほんとうに、その方法しかないの?」

 

と、自分自身を必要以上に縛らずにできる、よりよい方法を模索してみようよ。

仲間に対して持っている柔軟な考え方を自分自身にも適用してあげようよ。

3人寄れば文殊の知恵じゃないけれども、仲間と協力してやっていくという考えでやっていこう。

 

 

再発防止策として考えていること

次に、復職後の再発防止策です。

休職に至った原因が簡単でしたので、再発防止策も簡単です。

 

それは、一言、自分で自分をイジメないことです。

言うはチョ~簡単。

しかし、長年、染みついたクセを取り除くのはなかなか大変なんです(;^ω^)

 

行うは、チョ~、難しいんです(;^ω^)

次に、自分なりに考えた再発防止への取り組みを書き出してみます。

 

▶自分をイジメないための取り組み(皆様へのお願い)

1点目、それは自分をイジメないための取り組みです。

  • 「きちんとやろう」としすぎない(進塁打を心がける)
  • 困ったこと、悩んでいることを小出しに、上司・同僚に相談する(心の先読みをしない)
  • 色眼鏡をかけずに、客観視するトレーニングを継続する(マインドフルネス、認知行動療法)
  • 友人、知人に愚痴を聞いてもらう
  • ブログに愚痴を吐き出す

 

最後の5点目「ブログに愚痴を吐き出す」、これがでてきたときは、基本、独り言ですので無視して頂いて結構です。吐き出す内容があまりにも、偏ったへんちくりんな考えだった場合は、厳しいご意見、ご指摘を頂けるととても嬉しいです(*^_^*)

 

▶体調を悪化させないための取り組み

次に体調を悪化させないための取り組みです。

  • 服薬の継続(勝手にやめない)
  • マインドフルネスを毎日15分は実践する(「今、ここ」を大事にする)
  • ストレスを感じたとき、認知行動療法を実践する(自分は客観的に見えてる?他に考え方はないかな?)
  • 5月以降、再発予防グループ(土曜)に参加する
  • セロトニンの取り込みを意識した生活の継続(朝日を浴びる、トリプトファンが多く踏まれる食事、適度な運動)
  • 人間の心、脳科学について勉強する(心理学)

 

まとめ

今日は、復職面談を控えて、ノート代わりに思考の整理をしました。

 

うつ病は、再発率が約50%といわれる、非常に再発率が高い病気です。

自分にとって、再発する50%に入らないようにするための大事なキーワードを書いておわりにします。

 

▶慢心しないこと

色々とゴチャゴチャと書いてきましたが、最後に1点だけ。

 

自分は治ったと【慢心】しないこと。

 

僕ねー、ともすれば、すぐ油断しちゃうんですよ。

焦りもあるのかも知れないんですけどね(;^ω^)

 

趣味の将棋でも、自分が勝ちになったと思ったら、油断してウッカリミスをして逆転負けした経験も一度や二度ではないんですよ(;^ω^)💦

なので、最近は、将棋でも慢心、油断、勝ちを焦らないように心がけるようにしています。

 

身体症状がなくなったからといって、自分はすっかり治ったんだ、と思わないように肝に銘じています。

 

おわり。

 

今日もありがとうございました。

それでは、また。

でつノ