ちまたで人気を博している、エムグラム診断。
皆さんもやったことがあるでしょうか?
僕は、うつ病を発症する前と、治療中の現在の2回行いました。
その結果、性格、考え方の変化がでてきたため、診断結果と見解を踏まえて、紹介いたします。
うつ病を発症する前(2017年5月13日)の診断結果
これは、身体症状(胸痛)が起きる前で、自分はうつ病とは無縁だと思っていたときの診断結果です。
当時の、自分はどういった考え方をしていたのでしょうか?
自分を構成する8性格
自分のFirstNameがでているのは愛嬌ということで。
深層性格
エムグラム先生に診断して頂いた深層性格を引用します。
①まず、長所から。
さとるさんは、冷静沈着で事実を重視し物事考え行動出来る人である、他人の考えや心境を感じ取り適切な行動ができる人である、物事のリスクを見抜き慎重な行動ができる人であるといった印象を与える性格です。比較的マイルドで刺激的ではない性格なので、多くの人から受け入れられ易い性格といえます。
ふむふむ。
褒められすぎて心こそばゆい感じがするが、自分でも当てはまっていたと思われる。
ただ、これが8性格の「かなり繊細」として、うつ病を発症する繊細さ、ナイーブさに繋がっていったのかも知れない。
②短所は?
もし、性格面が短所として現れると、目の前のデータや事実に囚われて本質を見失うことがある、対人関係においてストレスを抱えやすい、新しい物事に対して臆病になる傾向があるという印象を与えることもあります。
これも当たっています。
当時、転職して1年経過、転勤して半年が経過していた頃でした。
リーダーとして役職がついての転職、転勤だったことと、プロジェクトメンバーは、皆、自分より年下だったため、
「みんなに認められる成果を出したい、いや出さねば」、
「リーダとして、変な言動はできない」
という2点を常にプレッシャーとして抱えていました。
今から振り返れば、もっと素の自分をだして、メンバーと打ち解ける方に力を注ぐべきだったかなと感じています。
③コミュニケーション能力はどうだったの?
対人コミュニケーションの観点では、抽象的な事柄や概念的な本質を感覚的に捉え、さらにそれを筋道立てて思考し物事を論理的・定量的に捉える能力に優れています。閃き・カンを論理的に展開できるので、高いクリエイティビティを発揮することができます。
これは、左脳と右脳のバランスが良いという風に捉えていいのでしょうか。
知的なコミュニケーション、知的な人を好みます。
これも当たっています。
人当たりは、誰と接するときも平等に接するようにしていましたが、本音は常に刺激を求めており、知的な魅力のある方や、アグレッシブな方々と行動をともにすることが多かったです。
彼女に選んでいた女性も、知的な女性と交際することが多かったです。
一方で、他者の心理や感情を感知し汲み取る力に欠ける面があり、他者の感情的または情緒的な心理の変化や動きに鈍感なところがあります。知性だけでなく、感性・感情も尊重できるようになれば、ますます広く豊かな人間関係を構築できるようになるでしょう。
えーっと、長所で書かれていた、「他人の考えや心境を感じ取り適切な行動ができる人である」と真逆なことを言われていませんか?
これは自覚していなかったのですが、交際していた彼女からは、
「変わっているよね」
「頑固だよね」
「決めたことを貫くところがあるよね」
「私の気持ちに鈍感なところがあるよね」
といった指摘を受けることが多かったため、第3者からみたら、当てはまっていたのでしょう。
相性が良い相手と知り合う確率
相性が良い相手とは、「自分と性格因子の共通点が1つ以上あり、対極的な性格要素が少ない相手」のことです。多少の性格の違いはスパイスとして許容されますが、あまりに対極的な性格要素が多いと、仕事・恋愛・結婚等の長期的関係性の構築が困難になります。さとるさんの場合、そのような相手の存在確率は0.124%、すなわち807人に1人くらいの確率です。
これは、ふーん、そうなんだ。
当時は、交際していた彼女がいましたので、彼女がいるから関係ないやと思っていました。
仮面うつ病を治療中(2018年1月29日)の診断結果
それでは、次に仮面うつと診断されて、うつ病の治療を3ヶ月行っている現在、性格・考え方はかわったのでしょうか?それとも、変わっていないのでしょうか。
自分を構成する8性格
ふむ。
「合理主義者」、「保守的」なところは変わっていません。
「かなり繊細」が「少し繊細」になり、すこし緩和されています。
石橋のわたり方は、「叩きまくって渡る」のが、「叩いて壊す」になっており、より慎重深くなっています。うつ病の治療中は、”重大な決断をすべきではない”といわれているため、その影響がでているのかなと思っています。
あと、「一匹狼」、「ムードメーカ」、「凝り性」、「腰が重い」が新たに追加されています。
一匹狼なのは、上司・部下といった関係に恐怖を抱いているせいかもしれません。
ムードメーカは、他の方と会う時に、心配をかけないよう明るく振舞っているため、その影響でしょう。
凝り性は、休職中の暇な時間、ブログ作成、将棋、読書といった趣味に没頭することが多いので、その影響でしょう。
腰が重いは、上記、「石橋をたたいて壊す」を言葉をかえて表現しているだけでしょう。
深層性格
ここでも、エムグラム先生の診断結果をもとに、自分なりの見解を書いていきます。
①長所はなくなっていない?
仮面うつさんは、常に冷静沈着で事実に対し率直に物事考え行動出来る人である、周囲に流されず一度決めたことをやり抜く人である、とても控えめで謙虚な人であるといった印象を与える性格です。比較的マイルドで刺激的ではない性格なので、多くの人から受け入れられ易い性格といえます。
長所は、表現する言葉が異なっていますが、大きくはかわっていないのでしょう。
②短所は?
もし、性格面が短所として現れると、物事を悲観的にとらえすぎて心配症の度が過ぎる、こだわりが強く人の意見に耳を貸さないことが多い、話しかけることを嫌がる印象を与えることがあるという印象を与えることもあります。
うつ病で、不安、恐怖といったネガティブな感情に支配されている時がありました。
今では、克服しているつもりだったのですが、いまだ、そういった傾向性が残っているということを指摘されています。
体調、気分が安定している今に慢心せず、マインドフルネスで客観的に物事を把握するトレーニングを継続していこうと思います。
対人に関して、自分に耳ざわりの良いことを言ってくれる人とのみ関係をもっているため、対人に「変なことを言うなよ!」というオーラを出してしまっているかも知れないのか。
ここも徐々に改善していければと思います。
③コミュニケーション能力は?
対人コミュニケーションの観点では、物事を深く考えすぎない性質で、非効率な状況や、筋道の通らない出来事が起こっていても、自分に被害が及ぶようなことがなければ気にしません。小難しいことを考える人よりは、気軽に楽しく付き合える人との社交を好みます。一方で、複雑な議論や会話を敬遠し、コミュニケーション不足を引き起こす傾向もあります。多少興味がなくても、意識的に会話に参加することによって、相手の新たな一面を発揮し興味を抱くことができるようになるかもしれません。
そうですね。
今は、自分に被害がなければ、あまり首を突っ込まないようにして、心がざわつくことを防止しているので、そこを鋭く指摘されています。
ただ、復職に向けては、顔をそむけてばかりではなくて、目を向けるようにしていく必要があるかもしれません。
相性が良い相手と知り合う確率
相性が良い相手とは、「自分と性格因子の共通点が1つ以上あり、対極的な性格要素が少ない相手」のことです。多少の性格の違いはスパイスとして許容されますが、あまりに対極的な性格要素が多いと、仕事・恋愛・結婚等の長期的関係性の構築が困難になります。仮面うつさんの場合、そのような相手の存在確率は0.081%、すなわち1,233人に1人くらいの確率です。
運命の人と出会える確率が低くなりました。
まぁ、今は焦らず、仮面うつ病を回復してから考えます。
まとめ
現在、仕事を休職しているため、上司・部下といった人間関係、仕事のプレッシャーから解放されて、体調、気分が安定しています。
その分、繊細さがマシになっていますが、反作用として、孤立感がでている状況となっています。
エムグラム診断の結果としては、「自分が悪影響を受けることには、我、関せず」で性格が悪化しているということでしょうか。
課題としては、この現実から目を背けず、
①客観的に出来事、自分の様子に目を向けるトレーニングをする
②復職支援プログラム(グループワーク)を通して、対人関係の交流を広げていく努力をする
を心がけていきたいと思います。