今日から数回にわたり、うつ病の症状がヒドイときの1日の過ごし方を紹介します。
昨日、言われて嬉しかった言葉、傷ついた言葉を紹介しましたが、同様に、「こうしたら良いよ」、「何々を食べたらいいんやって(関西弁)」というアドバイスも多数頂きました。
頂いたアドバイスのなかで、取り組んだものもあれば、しんどくて出来なかったもの、アドバイスを試して効果を感じれたもの、効果がわからなかったものがあります。
それぞれについて、体験談を書いていきます。
いつものクセで長々と書きすぎたので、小分けに分割して公開することにします。
うつ病は「脳みそ」の病気です。
まず、大前提として、うつ病は「脳みそ」の病気だということを知ってください。
うつ病は「心の風邪」といわれています。また、うつ病を治療するために、心療内科や精神科、メンタルクリニックといったところに通院することになるので、メンタル疾患と紐付けてとらえている方もいるのではないでしょうか?
大間違いです!
うつ病患者の1人として、そこは声を大にしていいたい。
うつ病は、頑張りすぎたことによる、脳の疲労、脳の暴走がおきた結果、身体に不調が生じているのです。
そういった意味で、心の風邪ではなく、「脳の病気」です。
これは、医師でもなく、ど素人の仮面うつが何をいってるんや!
と反論される方もいらっしゃるかも知れません。
その方は、次の画像をみてください。
光トポグラフィー検査を「健康な方」、「うつ病」、「双極性障害(躁うつ病といわれている)」、「統合失調症(昔は精神分裂症と呼ばれていました)」の方が受けた場合の脳の血流量の違いを示したものです。
(画像の引用元:医学書院/週刊医学界新聞(第2867号 2010年02月15日))
光トポグラフィー検査は、
「”あ”からはじまる単語を、思いつくかぎりこたえてください」といった、しりとりのような質問に数十秒解答し続けます。
そうやって、脳みそをフル回転させているときの波形を測定する検査です。
健康な方は、質問がはじまってすぐに、波形が急上昇して、脳全体も活発にうごいていることがわかります。
それに比して、うつ病の方は、波形が上昇しているものの、上昇が低く、脳の左右がほのかに働いている程度です。
次に、この画像をみてください。
これは、昨年の11月、僕が光トポグラフィー検査を受けた際の波形です。
うえで紹介した4パターンの波形と比べて、どれにもあてはまらず、いびつな波形となっています。
ただ、健常者の波形ではないため、なんらかの異常が起きているのだろうという状態です。
この検査のあと、医師より下された診断が「うつ病(仮面うつ)」だったのです。
これで、うつ病は、心の病でなく、脳の病気であることがわかって頂けたでしょうか?
そのため、頑張れや、根性が足りない、さぼっているだけでは、なんらの解決にならず、まず対処すべきは、「脳の疲労」、「脳の暴走」を鎮めて身体の不調を取り除くことが先決なのです。
その人にあった方法で、身体をやすめて、脳の疲労をとりのぞいて、身体の不調を取り除いたうえで、脳が疲労することになった原因(性格、考え方、ストレス)を「認知行動療法」(*1)、「環境調整方法」、「ストレスケア」等で究明して、改善していく必要があるのです。
今日は以上です。
(*1)
「認知行動療法」や他の改善プログラムは、今週(1/22)から通いはじめているリワークのなかで取り組んでいく予定です。
今は、うつ病を理解するDVDをみて勉強している最中です。
少し恥ずかしいですが、追々、僕なりの認知行動療法を通しての考え方のクセを暴露していくことで、うつ病に陥りやすい考え方のクセを知って頂きたいなと思っています。
【関連記事】
光トポグラフィー検査をうけたときの話は、次の記事にしています。
いつも以上の駄文ですが、よろしければお読みください。
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