まさか、自分がウツになるなんて!

43歳男性、会社員(SE)が、仮面うつと診断されるまでの経緯、治療方法、健康回復にむけてやっていることなどを紹介いたします。 自分はウツとは関係ないと思っている方に、是非読んでいただきたいです。

うつ病の症状がひどい時は「無理をせず」、脳みそを休ませてあげましょう(第2回目:ストレスが「脳疲労」につながるメカニズム)

昨日、うつ病はメンタル疾患ではなく、「脳の疲労」、「脳の暴走」であることを、脳波形をもとにお伝えしました。

 

今日は、

なぜ、ストレスがメンタルではなく脳疲労につながっているのか?

なぜ、脳疲労を解消することがうつ病の回復につながるのか?

といったナゾに迫ってみたいと思います。

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このナゾの究明は、科学的、医学的根拠はまったくありません!

100%僕の持論です。

そのため、せっかくお読みいただく方の、お時間をとってしまうだけに恐れが非常に高いです。

 

ごめんなさい。

あらかじめ、謝っておきますm(_"_)m 

 

ストレスが「脳疲労」につながるメカニズム

この時期、インフルエンザも流行しているようなので、インフルエンザを例にしてしゃべってみましょう。

 

インフルエンザに感染して発症するパターンは、次のようなものではないでしょうか。

①寒さ、正月の暴飲暴食等が原因で免疫力が低下する

  ↓

②ウィルスの付着した指先等を鼻や口に近づけてしまい身体のなかに侵入【飛沫感染】

  ↓

③免疫力が低下しているため、ウィルスと闘う力がよわく、発熱等の症状が起きる【症状の発症】

 

この場合、原因となるのは、免疫力がさがるような食生活であり、飛沫感染を許してしまった不注意かも知れません。

たとえ、飛沫感染していても、高い免疫力があれば、症状の発症を抑えることができたかも知れません。

また、免疫力が低下しているときは、飛沫感染に十分注意する等していても、症状の発症は抑えることができたかも知れません。

 

しかし、インフルエンザにかかってしまった人に対して、そんな事をいっても、後の祭りですよね。

インフルエンザで苦しんでいる最中は、なにも手につかず、服薬して、ウィルスが体内で広がるのを防止して、ひたすら安静にして数日を過ごしますよね。

 

これは、皆さん、同意していただける話だと思います。

 

うつ病の発症メカニズム

次に、うつ病の発症メカニズムです。

他のサイト等では、一般的なうつ病の発症パターンが紹介されていますが、ここでは、自らがうつ病を発症した一人として、自分の発症メカニズムを紹介いたします。

 

僕の場合、下記①②③④のプロセスで、うつ病を発症しました。

 

①知らず知らずのうちにストレスをため込む

うつ病を発症する1年半前より、転職、転勤、仕事・人間関係の変化といった環境の変化が起きていました。

 

その転職、転勤ともに、自分が望んでおこなった出来事のため、ストレスとはおもっていなかったのですが、実は、環境の変化も大きなストレスになるようなのです。

 

「◆あなたのストレス点数は何点ですか?」というチェックシートによると、1年以内に300点以上を超えると健康障害が起きる危険性が80%に上るとされています。

http://www.shinwa-kai.jp/data/documents/score.pdf

 

転職、転勤にともなう出来事をストレス点数をあてはめてみると、合計点数が180点を超えていました。

 

②自覚するストレスを貯める

上記①のストレスを解消する前に、新たなストレスが身に振ってきました。

a) 仕事のミス

b) 奥歯を1本失ったことによる噛み合わせの悪化

c) 交際相手との意見の不一致

d) 自分自身のぎっくり腰、四十肩による身体の痛み

e) 家族のケガ

こういった自分でもストレスと思えるできごとによって、新たなストレスに身体がさらされることになり、ストレス点数表によると、合計点数が300点を突破してきました。

 

③脳疲労を蓄積する

上記②の時点で、ストレスをうまく解消できていればよかったのでしょうが、解消できていませんでした。

 

僕は、山登り、ジョギング等、身体を動かすことで、ストレスを発散することが多かったのですが、ぎっくり腰、四十肩といった身体の不調を感じてからは、十分な運動を行うことができず、日に日にストレスをため込んでいく毎日でした。

 

そのうえで、ストレスを抱え込んでしまっている自分が嫌で、「頑張って解決しよう」とするも空回りして解決せず、なぜダメなんだと「ぐるぐる考え込み」、周りに「申し訳ない」という思いで頭がいっぱいになっていっていました。

 

マインドフルネスの書籍によると、

「脳の疲れは「過去と未来」からやってくる」と書かれています。僕がぐるぐる考え込んでいたときは、”今、ここ”に足がついておらず、ふわふわと、未来への不安、過去への後悔にとらわれていました。

そのため、「過去と未来」のことを考え続ける状態が「脳疲労」を貯めることにつながあり、余計に頭が働かなくなるといった、悪循環となっていっていたのだろうと振り返っています。

 

④うつ病の発症

そうして、溜まりにたまったストレスと、脳疲労が僕のキャパシティを超えたのでしょう。

うつ病を発症として、「胸痛」、「頭痛」、「不眠」、「食欲不振」といった心身に不調をきたすようになりました。

 

 

インフルエンザの場合は、ウィルスが相手でしたが、うつ病の場合は、ストレスが相手です。

インフルエンザの場合と同様に、原因は、ウィルス(ストレス)に対しての免疫力の低下(ストレス発散不足)です。

ここでも、ストレスの要因が少なければ、うつ病の発症は防げたかも知れません。また、ストレスの対処能力が高ければ、うつ病の発症が防げたかも知れません。

 

 

これも、うつ病を発症してしまった今となっては、後の祭りです。

症状がヒドイときに、「頑張れ」という応援、「根性がたりない」、「さぼっている」といった叱咤は、なんらの解決にならず、むしろ新たな「脳疲労」をつくりだしてしまうことになるため、うつ病の回復どころか悪化させてしまう原因となるのです。

 

そのため、うつ病の症状がひどいときは、新たなストレスの発生を防止して、脳疲労を取り除いてあげることが回復への第一歩なのです。

 

つづく

 

明日は、「新たなストレスの発生を防止する」ために、「うつ病患者の僕は、こんなこともストレスに感じるんだ」ということを交えて、知っておいていただきたいことを書いていきます。

 

表題の本題である、脳みそを回復させる方法までは、第4回でお伝えできると思っています。 

 

今日もありがとうございました。

 

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