「うつ病は、心の病ではなく脳の病である」
このブログで伝えたいことの最上位に位置する内容です。
この内容を説明するために、光トポグラフィー検査の結果をもとにした科学的な研究結果を裏付けとして紹介しています。
うつ病の症状がひどい時は「無理をせず」、脳みそを休ませてあげましょう(第1回目:うつ病は、脳の病気) - まさか、自分がウツになるなんて!
今日は、「うつ病は脳の病気である」ということを裏付ける新しい研究結果が出されていますので、その内容を紹介いたします。
ストレスを繰り返し与えることで、脳に炎症がおきている
マウスに繰り返しストレスを与えると、脳の内部で炎症が起きて「うつ」の状態になることを神戸大学大学院 古屋敷智之教授らのグループ研究がつきとめました。
メディア報道された7月20日のNHKニュースによると、
脳の前頭葉の内側で炎症を引き起こす「炎症性サイトカイン」と呼ばれるたんぱく質の量が増え、脳に炎症が起きていたということで、この炎症によってさまざまな情報を伝達する脳の神経細胞の働きが弱くなっていることが確認できた
とされており、マウスに炎症をやわらげる物質を投与することで、うつ状態が抑えられたという報道がされています。
炎症性サイトカインを抑えるにはどうしたらいいの?
炎症を抑える物質って、具体的にどういったものなのでしょうか?
そして、それは手軽に手に入るものなのでしょうか?
できれば、一般家庭で手軽に入手できて、炎症が酷くなるまえに自分で抑えることができたらいいですよね。
ちょろっと調べてみるとありました!
このブログでは、以前、うつ病と脳疲労に効果のある食事として、
①地中海地方の料理(オリーブオイル等)
②イミダゾールジペプチド(バレニン、鶏肉等)
③アスタキサンチン
④腸内細菌
等を紹介してきました。
「脳疲労」と「うつ」に効果のある食事 - まさか、自分がウツになるなんて!
これらの食事は、効果があります!
わたくし自身、これらの食事を意識して取ることで、普通の生活を楽しめるまでに回復することができています。
もちろん、お薬、認知行動療法、マインドフルネス等で取り組んだ内容の相乗効果なのでしょうが、それらと同じくらい回復に向けて大きく役立ったのが、この食事療法だったと振り返っています。
▶初耳だった、ブルーベリーと唐辛子
①ブルーベリー.... ケルセチンが抗炎症効果に期待できるようです。
②唐辛子....... カプサイシンが抗炎症効果に期待できるようです。
ケルセチンに関しては、玉ねぎの皮に豊富に含まれている成分です。
免疫力を高めるために、酢たまねぎや、玉ねぎエキスの水等で積極的に玉ねぎをとるようにしていたのがよかったのかも知れません。
- ジャンル: 水・ソフトドリンク > その他
- ショップ: ファイテン楽天市場店
- 価格: 1,296円
まとめ
生きていると、ストレッサー(*1)から完全に距離を置くことはできません。
そのストレスによって、脳に炎症をきたし、ウツ病になってしまう。
そう考えると、うつ病は誰にも起こり得る病であり、ストレス社会であればあるほど、多くの方々に考えてもらいたいテーマであります。
根本原因であるストレッサーをなくすことができればよいのでしょうが、自分のおもうようには周りは動いてくれません。自分で対処するとしても、職場環境、地域環境等、自分の力ではいかんともしがたいものもあります。
そういった状況下で、ストレスと上手につきあい、自分の身体と脳を守るためにも、炎症を防ぐ食事を意識して、脳を炎症から守っていきたいものです!
(*1)