どうもー、こんにちは。
(自称)名古屋観光大使ーはてな支部の仮面うつです。
今、名古屋ことばが熱い!
早速、↓こちら↓を読んでみてください。
【名古屋ことば】
よう、名古屋に来てちょうだゃぁすばしたなも。
ありがとうござゃぁます。
名古屋城にいかゃぁすにはなも、ひち番出入り口を、
使ってちょうでゃぁ、ええかゃぁも。
気ぃつけて、お出かけしてちょうでゃぁ。
動画でご覧になりたい場合は、こちら。
どうでしょうか?
言っている意味はお分かりになりましたでしょうか?
うえの言葉、標準語に訳すと、次のようになります。
【標準語】
ようこそ名古屋にお越しいただきました。
ありがとうございます。
名古屋城へは、7番出入り口をご利用ください。
どうぞ、お気をつけて、お出かけ下さい。
こちら、今、名古屋の駅アナウンスで流れています。
予備知識なく、はじめて聞いたらビックリして、何ていったのかわからないんじゃないでしょうか?
というわけで、今日は、名古屋弁講座として、名古屋弁をいくつかご紹介したいと思います。
まずは、導入編
まず、こちらから。
そう、皆さん、大好き【えびふらい】。
この「えびふらい」、名古屋弁ではなんと言うでしょうか?
これは、簡単だわ。「えびふりゃー」だよ。
はい!不正解!✖ブブーです。
こちら、そのまま、「えびふらい」です。
実際に名古屋で、”えびふらい”のことを「えびふりゃー」というと、名古屋人からひんしゅくを買うのでご注意くださいね(*^_^*)
日常生活でも使われている名古屋弁
今、名古屋に観光で来られても、名古屋弁を聞くことはほとんどありません。
それでも、一部、使われている名古屋弁がありますので、それをご紹介いたします。
▶名駅(めいえき)
一番目は、名駅です。
名古屋弁ではないのかも知れませんが、老若男女問わず、使っています。
字面だけみると、名駅という駅があるように感じる方がほとんどだと思います。
この「めいえき」、「名駅」という駅はありません。
こちらの人たちが使っている、名駅は、名古屋駅のことです。
(画像の引用元)名古屋駅 - Wikipedia
▶でら盛(でらもり)
つづいて、2番目は「でら盛」です。
こちら、大盛(おおもり)のことです。
大盛といっても、ただの大盛ではございません。
今や、名古屋飯といってもいいであろう、油そば歌志軒(かじけん)のメニューでご覧ください。
(画像の引用元)お品書き | 油そば専門店 歌志軒
(並 盛)140g
(大 盛)210g
(倍 盛)280g
(でら盛)350g
と、でら盛は、大盛を超えた、大盛なのです。
並盛りと比べて、2.5倍です。
(画像の引用元)大宮大吉(口笛) on Twitter: "高見山さんの御人柄が、大きなお相撲さんですが、コミカルで可愛いなぁ。声が特徴的ですね。… "
名古屋弁をつかいたくて、「でら盛」をご注文される場合は、お腹をすかせた上で注文なさってくださいね(*^_^*)
▶えらい
3番目は、「えらい」です。
”偉い”ではありません、「えらい」です。
この”えらい”は、疲れたことを指します。
今日は、えらいわーっ。って感じで、ひどく疲れたときにつかわれます。
▶おみえになる
最後は、「おみえになる」です。
こちら、電話口で、
〇〇さん、おみえになりますか?
というふうに、「いらっしゃいますか?」のかわりに使われています。
これは個人的に、むっちゃ好きな名古屋弁です。
「いらっしゃいますか?」ほど、堅苦しくなく、
かといって、「なぁなぁ」すぎることもなく、日本語としてもとても綺麗な言葉だと感じています。
名古屋にきて、約1年半の自分は、まだ名古屋弁をマスターしておらず、この、
「おみえになりますか?」を言おうとすると、意識しすぎて、
「お、お、おみえになっりますか?」のように、どもってしまうこともあるので、早く慣れたい今日この頃です。
名古屋弁といったら、「じゃん・だら・りん」じゃないの?
東海地方にお詳しい方は、名古屋弁といえば、「じゃん・だら・りん」じゃないの?
と思われるかも知れません。
これは違います!
「じゃん・だら・りん」は、名古屋では使いません。
これは、三河弁です。
(画像の引用元)三河弁って方言なの?名古屋弁とどう違うの?母の実家が三河のなっちが解説します!
今日は、名古屋弁講座のため、「じゃん・だら・りん」の詳しい解説は省きます。
その他いろいろ
次に日常生活では、頻繁に耳にすることはありませんが、
たまーに耳にする名古屋弁を紹介いたします。
▶ほかす
まずは、「ほかす」です。
これ、名古屋弁というか、他の地域でもつかわれていると思います。
東日本の方では、”そのまま”にしておくという意味ではないでしょうか?
こちら、名古屋および、僕の出身地、関西では、「捨てる」ことを”ほかす”といいます。
《例文》
この雑誌、ほかしといて。
(この雑誌、捨てといて)
▶鍵をかう
次に、「鍵をかう」です。
これは、お金をだしてカギを買うことではありません。
鍵をかけることを、「鍵をかう」といいます。
《例文》
鍵をかっといて
(鍵をかけておいて)
▶お金をこわす
次に、「お金をこわす」です。
これは、お金を壊すことではありません。
両替のことをさしています。
《例文》
このお金、こわせる?
(このお金、両替できる?)
▶放課
次は、「放課」です。
一般的に、放課といえば、放課後のことを思い浮かべると思いますが、違います。
こちら、”休み時間”のことをいいます。
《例文》
昼、放課中にやってしまおうか。
(昼休み中にやってしまおうか)
※ 名古屋では、世間一般で使われている、放課後のことは、授業後という風に呼ぶらしいです。
▶ときんときん
次は、「ときんときん」です。
こちら、”とがっている”ことをいいます。
《例文》
鉛筆の先が、ときんときんだね
(鉛筆の先が、とがっているね)
▶しゃびんしゃびん
次は、「しゃびんしゃびん」です。
こちら、”味が薄い”ことをいいます。
《例文》
こんな、しゃびんしゃびんな味噌汁、飲めないわ
(こんな薄い味噌汁、飲めないわ)
▶ちんちこちん
最後は、「ちんちこちん」です。
女性の読者さま達から、軽蔑のまなざしを受けそうですが、断じて下ネタではありません。
こちら、【すごく熱いこと】を”ちんちこちん”といいます。
《例文》
湯が、ちんちこちんだね。
(湯が、すごく熱いね)
どこで名古屋弁のアナウンスを聞くことができるの?
名古屋ことばによるアナウンスは、次の5駅で聞くことができます。
- 市役所駅
- 神宮西駅
- 伝馬町駅
- 東山公園駅
- 星が丘駅
それぞれの、アナウンスをお聞きになりたい場合は、次のサイトをご覧になってください。
まとめ
名古屋にきて1年半の、えせ名古屋人が、名古屋弁をご紹介いたしました。
これで、あなたも立派な名古屋通!
いつでも名古屋へお越しちょう
(いつでも、名古屋へお越しくださいませ)
おわり
今日もありがとうございました。
それでは、また。
でつノ