いきなりですが、ゲテモノを飲んできました!
何を飲んだか気になりますよね?
それは、色は黒色をしていました。
太さはヘビくらいだったでしょうか。
長さは、ヘビよりも長いものです。
そして、味はほとんどしません。
諸事情で噛むことはできず、飲み込むように押し込まれました。
喉元を通るときに、食道が圧迫されて違和感を感じたのを覚えています。
どうですか?美味しそうですか?
みなさん、そのゲテモノを飲んでみたいですか?
それは、まったく美味しくないものですが、食道と胃の健康をチェックするためには、とてもよいものなのですよ。
そろそろ、答えを明かしますね。
それは、胃カメラです。専門用語では、内視鏡検査と呼んだりします。
えっ!?表題で知ってました?
今日は、そのゲテモノ(まだいうか)を飲んできた話をしたいと思います。
僕と同じくゲテモノを飲んだ方は、そうだったそうだったと振り返って頂き、まだの方は、将来に備えてどんなことをするのか知っておいてくださいね。
なぜ、胃カメラを飲んだの?
昨年、2017年11月にうけた健康診断で、【総合判定E:精密検査を受けなさい】といわれてしまったからです。
疑いを2つかけられていました
なんか、見たことも聞いたこともない疑いがでています。
①食道胃接合部*隆起性病変の疑
→ 食道にできものができているらしい。
②幽門前庭部全体びらん性胃炎
→ 胃のうしろの方で、粘膜にキズがついていますよという状態らしいです。
◆びらんと潰瘍の違いは?
(画像の引用元)「潰瘍」と「びらん」の違いとは?|横浜から経鼻内視鏡検査を勧めるLYCららぽーと横浜クリニック
仮面うつ病と、異形狭心症の疑いと不整脈(期外収縮)だけでも大変なうえに、食道と胃にも問題ありといわれてしまったわけです(;^_^A
胃カメラは、数年前に1度飲んだことがあり、ピロリ菌の発見と除菌に成功することができたのですが、胃カメラがそれはそれは苦しいものだったのです( ノД`)シクシク…
できれば、金輪際、飲みたくないと思っていたのですが、飲まないといけないことになってしまったのです。
胃カメラはどうやって飲むの?
検査のながれを見ていきましょう。
胃カメラは口から飲むものと、鼻から入れるものがありますが、僕は口から飲みましたので、そちらの流れとなります。
検査前日は21時以降、絶食
胃カメラ検査は、朝9時から予定していました。
そのため、検査前日の夜21時以降、食事をとらないようにとの指示をうけていました。ただし、喉がかわいた場合に、水だけは飲むことを許されています。
検査当日の朝
検査当日の朝も、もちろん朝食は禁止です。
いつものクセで朝食の用意しそうになりますが、ぐっと我慢です。
病院で受付を済ませたあと、血圧測定と検査着に着替えるように指示を受けます。
血圧は正常範囲で問題ありません。
胃の洗浄と、喉の麻酔
検査着に着替えたあと、白い液体のはいったコップを渡されて飲みます。
この液体が胃の中を綺麗にしてくれるらしいです。
味はカルピスを薄めたような飲み物でけっして美味しいものではありませんが、空腹の身体にはそれでも美味に感じるため不思議なものです。
この後、口をあけて喉に麻酔のスプレーを2、3回吹きかけられました。
自分では麻酔が効いているのかどうかわからず、不思議な感じですが、「麻酔よ、効いていてくれよ」と願う気持ちでした。
胃カメラ検査
いよいよ、胃カメラ検査です。
口にマウスピースをくわえて、検査台に左側を下にして横になります。
黒いゲテモノが口のなかに入ってきます。
喉元を通るときに、すこし違和感を感じましたが、すぐに喉をとおっていきました。
麻酔が効いているため、痛みの感覚はないのですが、食道がつまっているような感覚があり、口呼吸をすると息苦しさを感じて、数回せき込んでしまいました。
それ以降は、鼻呼吸を意識することで、意外と苦しくない時間がやってきました。
苦しくない状態になってから、胃カメラがとらえた映像をモニター画面越しに見ながら、医師が検査している場所と、症状について説明してくれるため、暇に感じることもなく、自分の身体を興味深くみることができました。
最後に息を大きく吸ってから息を止めた状態で、検査してもらうときに多少、息苦しさを感じましたが、ほとんどの時間、楽に検査を受けることができました。
検査終了後
検査は5~10分程度で終わりました。
検査終了後、再度、胃カメラで撮影した画面を見ながら説明してくださいます。
その結果、
①食道は軽い逆流性食道炎になっているが、治療が必要なレベルではないので、服薬等の必要はなし
②びらん性胃炎の方は、ピロリ菌を除菌する前に、ピロリ菌が胃を荒らしていた痕跡がのこっておりそれが慢性胃炎として残っているが、こちらも治療の必要はなし
ということで、ひとまず無事であることがわかり一安心です。
お土産に検査結果の写真を頂いて終了です。
<検査結果>
この後、服を着替えて帰宅です。
検査後の食事は?
検査後の食事は、喉の麻酔が切れてからとってもよいということで、1時間後を目安として、軽いものから食べてみてくださいとのことでした。
空腹状態でのさらに1時間待ちはきついものがありましたが、おかげで普段よりもおいしく頂くことができました。
胃カメラを楽に飲むには?
今回、おもっていたよりも楽に胃カメラを飲むことができました。
ここでは、胃カメラを楽にのめた理由を探ってみたいと思います。
1.医師の腕がよかった。
これが一番、大きかったと思います。
これは、医師を指名することもできないため、医師運のお陰です。
2.自分で身体をささえようとせずに、看護師に身体を預けた。
身体の左側を下にした状態での検査のため、身体は不安定な状態となります。
そのため、自然と身体に力をいれて支えようとしてしまいますが、それがかえって、筋肉の収縮をよび、息苦しさを感じる原因になってしまいます。
胃カメラを受ける場合は、身体の前に医師が。身体のうしろは看護師さんが身体をささえてくれていますので、看護師さんに身体をゆだねるつもりでダランと力を抜くように心がけると楽になると思います。
数年前にうけたときは、看護師さんから「身体がこわばってますよ、力を抜いてくださいね」と背中をさすられていた程なので、ガッチガチに固まっていたのだと思います。
3.マインドフルネスで客観的にみるようにした。
数年前に受けたときは、終始、息苦しさを感じて大変だったのですが、今回は、マインドフルネスを勉強していることもあり、感覚・考え・感情を客観的にとらえることに意識することで、「喉の圧迫感程度で痛くはないな。呼吸も鼻呼吸にすることで息苦しさも感じないな」と冷静に自分を把握することができました。
そうすることで、関係のない身体の部位の力が抜けて楽に胃カメラを飲むことができたのだと思います。
胃カメラを飲むメリット/デメリット
最後に胃カメラを飲むメリットとデメリットを紹介しておきます。
デメリットの発生確率は、2010年に発表された全国調査報告(2003年から2007年5年間の期間)をもとに示しています。
メリット
1.ピロリ菌の有無を調べることができる
ピロリ菌の有無は、胃カメラでないと発見することができません。
ピロリ菌が胃にいると、慢性胃炎→胃ガンへとつながる恐れがあるため、胃がんの発生リスクを抑えるためにもピロリ菌の有無と除菌はしておくことをおススメします。
2.バリウム検査ではわからない、詳しい検査ができる
食道と胃の病気の有無、状態、広がり具合をみることができます。
また、病気をみつけた場合は、組織生検により病気が良性なのか悪性なのかを診断していただけます。
デメリット
1.息苦しさと嗚咽との闘い(数年前の自分です)
これは僕の事例です。
上記、「胃カメラを楽に飲むには」を意識して頂ければ、楽に飲んで頂けると思います。
2.食道と胃を傷つけてしまう(約2万人に1人)
のどの奥、食道と胃のつなぎ目等、狭いところを通る際に、胃カメラで傷をつけてしまう可能性があるらしいです。
3.最悪、亡くなってしまう可能性(約50万人に1人)
上記2.に関連して、亡くなってしまう可能性もあるらしいです。
以上です。
今日もありがとうございましたm(_"_)m
それでは、また。
でつノ