今から38年前の、1980年12月8日。
ジョン・レノンが凶弾に倒れました。
享年40歳、あまりにも突然に訪れた悲報に、全世界の人々が呆然として立ち尽くし、その後、悲しみの涙を流されました。
だったということを、後年叔父より聞かされました。
当時、自分は6歳。
ジョン・レノンはおろか、ビートルズのことすら知らなかった。
当時、自分のお気に入りの曲は、「およげ!たいやきくん」だったと思う。
それから約8年後、中学生となった自分は、音楽の授業でThe Beatlesとであい、「オブラディオブラダ」、「イエローサブマリン」、「レットイットビー」、「ヘイジュード」と毎月、新しい曲を教えてくれる音楽の授業が楽しみになっていった。
音楽の授業だけでは飽き足らず、自宅でもビートルズの曲を聞きたいとおもい、自分のお小遣いではじめた買ったCDは、「HELP!-4人はアイドル」だった。
このアルバムを購入した理由は、かの有名なポール作「Yesterday」が収録されていたという単純な理由だったのだが(;^ω^)💦
そして、毎日毎日、飽きることなく、ビートルズの曲を聞き、そして、その歌詞をしっていくうちに、次第にジョン・レノンの歌と生き方に惚れこんでいった。
「ジョンと同時代に生まれたかった」
「ぼくもGive Peace A Chanceのデモに参加したかった」
と感じていたのを覚えている。
20世紀は、「戦争と革命の世紀」といわれています。
ジョン・レノンは、その20世紀の最中、ビートルズ時代からソロ活動をへて、凶弾に倒れるまで、一貫として、愛と平和を歌で訴えてこられました。
命日を偲んで、時代がかわっても色あせないジョン・レノンの名曲をいくつか紹介したいと思います。
- 【Imagine】想像してみてごらん、国境なんてないんだと
- 【Twist and Shout】安い席の皆さんは拍手してください、あとの方々は宝石をジャラジャラ鳴らしてください
- 【Revolution】”暴力革命の仲間に入れるなよ”からの、”加えろ”
- 【In My Life】忘れることなんてできない、愛する人や友人たちとの記憶の場所
- 【Mind Games】戦いではなく平和と愛の精神を掲げて
- 【Woman】空のもう半分のために
- 【Watching The Wheels】ぼくは時の流れに身を任せているだけだよ
- 【 I Am The Walrus】100年は楽しめる
- 【Slippin' & Slidin'】ロックンロールするジョンも好き(*^_^*)
- 【Happy Xmax(War Is Over)】すべての人にメリークリスマス、そしてハッピーニューイヤー
【Imagine】想像してみてごらん、国境なんてないんだと
ジョンレノンが亡くなって、38年。
1991年1月17日におきた、湾岸戦争をはじめとして、世界各地ではいまだ、紛争が絶えません。
それらの原因は多々あれど、”自と他をわけてしまっている”といったところが大きいと思います。そして、その理由は、人間のエゴだけではなく、宗教の世界においても、約束された土地(カナン)があるという思想そのものが、自分と他人、我が国と他国は別のものだと考えてしまう一因ともなっているのでしょう。
そんななか、ジョンは、歌いました。
「想像してみてごらん、天国なんてないんだと
想像してみてごらん、国なんてないんだと
想像してみてごらん、何も所有していないと」
つづけて、ジョンは言っています、
「君は、僕を夢想家だというだろう
でも僕一人じゃないはず
いつかあなたもみんな仲間になって
そして世界はきっとひとつになるんだ」
【Twist and Shout】安い席の皆さんは拍手してください、あとの方々は宝石をジャラジャラ鳴らしてください
これはビートルズ時代の曲であり、カバー曲のためジョン・レノンの曲ではありませんが、観客を楽しませる逸話がある作品のため、紹介します。
ビートルズが王室主催の音楽演奏会にロックバンドとして初めて招待されて演奏した際、この曲の演奏前にジョンがMCで「次の曲では皆さんも協力してください。安い席の人は拍手を、高い席の人は宝石をジャラジャラ鳴らしてください」と発言し、観客の笑いを呼んだ。
(引用)ウィキペディア
これがキッカケで今までビートルズを目の前にしてもお堅くとまっていた、エリザベス女王はじめ紳士淑女の方々より笑みがこぼれたといわれており、ジョン・レノンのサービス精神、愛の精神のなせる業だと思います。
【Revolution】”暴力革命の仲間に入れるなよ”からの、”加えろ”
曲名は、レボリューション。
和訳すると、革命。
この曲では、世界を変えたいという願いは肯定しつつも、
進歩のための破壊活動については、オレを仲間に加えるなよと歌っています。
が、その”加えるなよ”といった直後で、”加えろ”といったりと、
なかなか面白い歌なんです♬
和訳がついていない動画ですが、是非そこを楽しんでもらいたいと思います。
(0分41秒くらいの箇所です)
後日、この理由について、インタビューをうけたジョンは、
『(暴力革命の仲間に入るか入らないかのどちらが良いか)わからないってことだ』と答えています。
【In My Life】忘れることなんてできない、愛する人や友人たちとの記憶の場所
僕のなかで、一番好きな曲♬
年を取るたびに、この曲が身体に染みてきます(*^_^*)
多くのアーティストがカバーしているので、聞いたことがあることがある方も多いでしょうね。
和訳付きで好きなカバー、モナリサツインズの「イン・マイ・ライフ」動画を紹介いたします。
この曲が好きになってくれる人がいてくれると嬉しいな♬
【Mind Games】戦いではなく平和と愛の精神を掲げて
「困難を押しのけて、未来という名の種をまこう
そして、愛という名の花を育てよう
愛という名の花に水をあげよう
心のなかで闘う人は、倒すことができないんだ」
と優しく歌い上げる、イマジンの続編ともいわれてる曲です(*^_^*)
【Woman】空のもう半分のために
世の女性にむけて、歌われたウーマン。
僕は自分の感情を伝えるのが下手だし
気持ちをどう伝えて良いか分からず 戸惑う時もあるけど
この先の人生も 君には永遠に借りを作り続けるだろうから
僕は自分の感情を素直に伝えられる様にするよ
どうか忘れないで 僕はこれからも君と手を繋いで歩いて行きたい
そして 愛する人 僕を抱いてくれ 君の心の側にいつまでも
この先も この星に僕達の生きた証を描いていきたい
と、世の男性陣がおもっていて、伝えたいことを雄弁に代弁してくれています。
【Watching The Wheels】ぼくは時の流れに身を任せているだけだよ
1975年にショーン・レノンが生まれてから、約5年間、ジョンは音楽活動を一切せずに、主夫業に専念していました。
その最中、ジョンのことを、
「最近のお前は狂っているんじゃないのか?」
「かつての全盛期が恋しくないのか?」
と揶揄してきてた人々に対して、人生をメリーゴーランドに例えて、自分はメリーゴーランドからは降りたんだと歌っています。
ジョンレノンの家族愛があふれる曲♬
大好きな一曲です♬
ショーン・レノンについては、カラーひよこさん(@colorhiyokoma )が紹介してくれていますので、ご覧になってくださいね(*^_^*)
【 I Am The Walrus】100年は楽しめる
ジョン曰く「100年経っても楽しめる」と自負している、ビートルズ時代の名曲です。
言葉の意味など考えず、ただ聞いて楽しんでもらいたい一曲です♬
最後にジョンの言葉を引用します。
「この言葉にはなんの意味もない。これは、“わけのわからない言葉”(jibberish)として書かれたものだ。なぜかって、いつも“隠された意味”なるものを見つけたがるファンたちを混乱させるためなのだ……そう、彼らはみんなアホなのである」
【Slippin' & Slidin'】ロックンロールするジョンも好き(*^_^*)
後年、落ち着いた曲が多かった、ジョンですが、ロックンロールするジョンもいいものです(*^_^*)
【Happy Xmax(War Is Over)】すべての人にメリークリスマス、そしてハッピーニューイヤー
最後の〆はこれで決まりでしょう♬
この曲は「戦争は終わった」という副題がついていますが、この曲が発表された、1971年は、まだベトナム戦争はつづいていました。
戦争のさなかにあって、「君が望むなら、戦争はおわる(If you want it. war is over)」と歌い上げています。
ビートルズ時代のポールの名曲「The End」のなかで、
君がうけとる愛ってのは
君がつくりだす愛と
おなじなんだよ
と歌っています。
愛と同じように、平和を求めて争いから手をひいたものの手に平和は訪れるんだと思います。
一人でも多くの方々が真に平和を望み、戦争のない世界を実現することが今、生きている私たちにできることであり、ジョン・レノンのおもいに応えることになるんだと思います。
みなさん、よいクリスマスをお迎えください(*^_^*)
おわり
今日もありがとうございましたm(_"_)m
それでは、また。
でつノ
P.S.
おススメ10選でしたが、冒頭の「平和を我等に」を加えたら11選になってしまいました~(笑)