万病の源となる、ストレス。
仮面うつ(精神性疼痛障害)と診断される前、自律神経の乱れ、異形狭心症の疑いがあるといわれていたとき、医師から頻繁にこの言葉をかけられていました。
なるべく、ストレスを避けて、過負荷にならないように心がけてくださいね
と。
言うはやすし、行うは難しの典型のようなことをサラっといってくれます。
ストレスを避けるためには、ストレスとは何なのか?
どうやって避けるのかを知っていないといけません。
かつて、孫子の兵法書に書かれている、「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」の通りです。
そこで、ここで自分が勉強したストレスの種類と、自分にとってストレスになっていたことを紹介しようと思います。
ストレスには4種類あります
医師から冒頭の言葉をいわれたのがキッカケとなり、ストレスについて勉強していくと、
えっ!?これがストレスだったの?
という驚きとともに、当てはまっていることがいくつかありました。
それは、
- 精神的ストレス
- 構造的ストレス
- 化学的ストレス
- 温度と湿度のストレス
の4種類です。
次にこれらについて、みていきます。
【精神的ストレス】嬉しいなと思っていることも、実はストレスになっています
ストレスといえば、これですね。
パワハラ、セクハラ、人間関係、仕事の悩み等々、
いやだな~、苦しいな、しんどいな
と思うことはすべて、ストレスになっています。
また、こういった明らかなストレス以外でも、
昇進、転勤、転職などを通して、
新しい職場、立場できちんと成果を出して認められよう!
といった自分で自分を追い込んでいるような場合もストレスになります。
さらに、
人間関係をうまく構築できるだろうか?
と不安に感じていたり、
どうしてあの人は自分の気持ちをわかってくれないんだろうか?
といった、「認めてもらえていない」、「自分をわかってもらえない」と感じることもストレスになっています。
さらに付け加えるならば、
身内や仲のいい方のケガや病気等、心配事もストレスになります。
上記した例は、教科書的なことではありますが、仮面うつを発症する前、約2年あまりの間に、自分が受けていたストレスでもあります(;^ω^)💦
ただ、当時は、これらがストレスになっているとは気づいていませんでした。
誰しもが思っていること、経験していることであり、当然のことなんだろうと...
休職中にうけていた、認知行動療法を通して、自分のクセ、考え方の傾向(スキーマ)を振り返るなかで、これら1つ1つが、自分をむしばんでいるストレスであったことに気付くことができたんです。
ストレス対策に認知療法のすすめ①(気分を安定させる効果が薬とおなじくらい期待できる)
焦り、イラ立ち、不満等の不快な感情は、
「自分のリズム」と「他人のリズム」のズレによって生じているということを記事にしています。ご興味のある方は、あわせて読んでみてください。
【構造的ストレス】身体のゆがみはありませんか?
続いては、構造的ストレス。
身体のゆがみが、ストレスになっているということです。
下記サイトによると、
- 骨盤に多く集まる仙骨神経⇒ 腰からの交感神経、直腸・膀胱・外性器を支配している
- 脳神経⇒ 副交感神経を支配している
とあり、身体のゆがみによって生じる、血流の滞り、神経の圧迫、筋肉のコリ等が交感神経、副交感神経等のバランスに影響しているといわれていますす。
身体のゆがみが健康に関与しているということは知っていたつもりですが、これがストレスになっているということは知りませんでした( ゚Д゚)!
ただ、自分自身を振り返ってみると、仮面うつ病を発症する前、
- 四十肩による、着替えが苦痛なほどの肩の痛み
- 歯の抜歯によるかみ合わせの悪化
「噛み合わせ」と「うつ」の関係性 - まさか、自分がウツになるなんて!
がありました。
四十肩の改善、かみ合わせの改善、ガムを噛むことによる血行促進を意識した結果、体調と気分は調子のいい日が続くようになっていきました。
血行不良・かみあわせとウツの関係、大いにあると思います。
また、気圧の変化等で気分がすぐれないとき、背骨を中心に温めることで、交感神経が緩んで気分が回復しやすいことも実感しています。
悪天候で体調がいまいち、でも出かける予定がある。そんな時に、自分が試したこと。
交感神経と副交感神経、どこが支配しているのかは知りませんが、背中と自律神経が影響していることは間違いなさそうです。
まったく身体のゆがみがない人はいないと思います。
が、骨盤のゆがみが身体、自律神経にどういった影響を及ぼすのか?知っておく必要があります。
そして、自分のゆがみに応じた適切なケアをすることが、原因不明の症状、うつ病の発症を予防することになると思います。
【化学的ストレス】栄養の過不足や、化学物質です
3番目は、化学的ストレスです。
薬物、大気汚染、酸素の過不足、栄養不足等がストレスになっています。
今の日本では、排ガス規制等のおかげで公害等の被害は減ってきている一方、栄養の過不足、食品添加物等の化学薬品の日々の蓄積が、
- 自律神経失調症
- うつ病
- パニック障害
を引き起こしやすいとしているサイトもありました。
自分の場合だと、
- タバコの煙、臭い(名古屋、歩きタバコが多かった(T_T))
- 化粧水の香り(スメハラ)
- 糖質制限ダイエット
がストレスになっていました。
下腹部がポッコリする中年太りを解消するために、糖質制限ダイエット(ケトン体を多くだす)として、白米を減らす食生活をおくっていたとき、身体は常に不調かつ、過剰な程、臭いに敏感になっていました。
体重が重すぎだったせいなのか?
それとも、糖質不足だったのか?
ケトン体のデメリットだったのか?
はわかりませんが、栄養のかたよりは危険ということを実感しました。
今では、ダイエットはやめ(むしろ肥えたいくらい💦)、食べたいものを食べ(強いて言えば腸内環境だけは気をつけています)、飲みたいものを飲む日々を送るようにした結果、タバコの煙・臭い、化粧水の香りは特に気にならなくなっています。
臭いに対して、過剰なほどに反応してしまっていたということ自体、全体的なストレスが高く、身体に異変をきたしていたということだろうと感じています。
【温度と湿度のストレス】気圧のストレスも入れていいと思う
最後、4番目は、「温度と湿度のストレス」です。
寒すぎたり暑すぎ、乾燥しすぎ、ジメジメしすぎというのがストレスになります。
上記研究によると、
気温⇒ 28℃、31℃、34℃
湿度⇒ 30%、60%、90%
を組み合わせた9条件で、生理・心理反応、心拍数、自律神経反応、唾液アミラーゼ活性を測定した結果、温湿度がストレスに影響していることが証明されています。
今の季節だと、
気温が低いと寒いので、外出がおっくうになる。
↓
日光を浴びる時間が少ない
↓
冬季ウツ(季節性情動障害)の発症
につながる危険性があります。
また、この温度には、体温も含まれるといわれています。
低体温、冷え性の方は、血流をよくして身体をあたためて、すこしでもストレスを軽減したいですね。
自分としては、この温度と湿度のストレスはあまり感じていない(鈍感な)んです。
どちらかというと、温度や湿度よりも、気圧の変化の方が、体調への影響が大きいなと(;^ω^)💦
そのため、個人的には、
【温度と湿度、気圧のストレス】というのが正解かなと感じています。
まとめ
ストレスの4種類
- 精神的ストレス
- 構造的ストレス
- 化学的ストレス
- 温度と湿度のストレス
と、自分の体験談を述べてまいりました。
心のストレス、身体のゆがみ、口にするもの、環境と、わたし達のまわりはストレスで満ち溢れていることになります。
みなさんにとっても、今日挙げた4種類のストレス、どれか1つだけということはないと思います。
これら4つが積み重なって、その方のキャパをオーバーした場合、なんらかの体調不良として、身体に現れてきます。
であれば、冒頭の医師の言葉、「ストレスを避ける」ということは非常に困難なことのように思えます。
そのなかで、個人的にできること、してきたことは、
- 無理はしない
- 怪しいとおもうものには手をださない
- 思い込みに縛られて取り越し苦労をしない
- 今、感じていることを大切にする
の4点です。
何がストレスになっているのか?ということを知り、
自分は大丈夫、ストレス耐性は強いからと過信せず、
早め早めのケアで、健康な毎日を送っていくことをご一緒に心がけていきましょう。
おわり
今日もありがとうございましたm(_"_)m
それでは、また。
でつノ