こんにちは、仮面うつです。
復職から丁度1ヵ月が経過してなお、1日の時間配分を模索しています。
ここで、現状報告として、ゴールデンウィークを除く数週間の間、意識していた時間配分を記録しておこうと思います。
「幸福論」と「努力論」を参考に、こんな風に考えてみました
1日の時間配分を考えるうえで、参考にした書籍が2冊あります。
参考にしたといっても、早10年以上昔に読んだ本のため、
①超あやふやな、覚えているエッセンス
②ネットでググった情報
をもとにしております。
▶カール・ヒルティの「幸福論」
まず、1冊目は、カール・ヒルティの幸福論(第一部)です。
この書籍のなかで、読了後、数十年たった今でも記憶に残っていたのは、次の言葉です。
≪時間節約のおもな方法の一つは、仕事の対象を変えることである。
仕事の変化はほとんど完全な休息と同様の効果がある≫
というところです。
限られた時間の間に、次の6項目のバランスをとりたいなと考えています。
①睡眠
②食事(朝食・昼食・夕食・夜食(え?))
③仕事
④ボディケア
⑤大学の勉強(心理学)
⑥ブログ
1日24時間の間に、これらをすべて織り込むのは、欲張りかも知れませんが、”仕事の変化は休息と同等の効果が得られる”とされるヒルティ先生の言葉の活用・実践を試してみる価値があるんじゃないか、と考えた次第です。
▶幸田露伴の「努力論」
2冊目は、 明治の文豪、幸田露伴の「努力論」です。
この書籍のなかで、露伴先生は福の使い方として、
①惜福
②分福
③植福
の3点をあげられています。
これら3点について、ウィキペディア先生による解説と、わたくしの思うところを書いてみます。
①福を惜しむとかいて、惜福(せきふく)
少し長めとなりますが、ウィキペディア先生より引用いたします。
「惜福」とは、自らに与えられた福を、取り尽くし、使い尽くしてしまわずに、天に預けておく、ということ。その心掛けが、再度運にめぐり合う確率を高くする、と説かれる。露伴は「幸福に遇う人を観ると、多くは「惜福」の工夫のある人であって、然らざる否運の人を観ると、十の八、九までは少しも惜福の工夫のない人である。福を取り尽くしてしまわぬが惜福であり、また使い尽くしてしまわぬが惜福である。惜福の工夫を積んでいる人が、不思議にまた福に遇うものであり、惜福の工夫に欠けて居る人が不思議に福に遇わぬものであることは、面白い世間の現象である」と述べている。
書かれていることは、わかるつもりです。
ただそれを実生活にどう生かすか?といわれると、非常に難しく感じます。
読み手によって、様々な解釈、実践ができる項目だろうと思います。
わたくしは、この惜福を「足ることを知り、貪欲を抑える」ということかと考えました。また、福については、「健康」と「今、与えられている環境」と置き換えて考えてみました。
健康におきかえると、健康で何不自由なく生活できているときは、あたかもこの健康がこれからもずっと続いていくものだと思ってしまいます(;^ω^)💦
それが、病気やケガ等で生活に支障をきたすようになると、この何不自由なく生活できていたということ自体が、相当に恵まれていた状態だったのだということに気が付きます。
わたくしの場合は、交通事故による激しいムチ打ちと、仮面うつ病の発症による、身体の痛みを経験して、健康のありがたみをつくづくと実感するにいたりました。
今は、お陰様で、元の生活にちかいところまで戻ることができていますが、いつ何時、悪化するかもわかりません。
そのため、これからも健康に生活していくためにも、今の健康に慢心せず、健康状態の維持・継続・改善は意識していかねばならないと考えています。
また、上記、健康にも通じるところがありますが、露伴先生の言葉を借りると、「今、不幸だと思っている人は、他人や環境が悪いせいではなく、自分自身の惜福がたりていない結果のあらわれだ」とも読むことができます。
わたくし自身、ともすれば、与えられていることを忘れて、ないものねだりをしてしまう人間です。
空気、水、太陽、あるのが当たり前です。
自分がしてもらったことに対しては感謝のおもいをもつことができても、最初から与えられつづけているものに対しては、感謝の気持ちを忘れがちになるのが自分です。
そのため、こうした当たり前の存在に対して、感謝のきもちを持つことが大事なのだろうと思います。
ただ目に見えない存在に対して、感謝の気持ちをもつことは頭でわかってても非っ常に難しい。
哀愁dog (id:aisyuudog)さんが自ら実践され紹介されている、「ホ・オポノポノ」が日常生活にとりいれやすい内容じゃないかとおもっています。aisyuudog.hatenablog.com
②福をわけるとかいて、分福(ぶんぷく)
2点目は、分福です。
”ぶんぷく”ときくと、ぶんぷくちゃがまを連想してしまうのは僕だけでしょうか?
こちらもウィキペディアより引用いたします。
「分福」とは、幸福を人に分け与えること。自分ひとりの幸福はありえない、周囲を幸福にすることが、自らの幸福につながる、と説かれる。「恩送り」「情けは人のためならず」と近い考え方である。露伴は「すべて人世の事は時計の振子のようなもので、右へ動かした丈は左へ動き、 左へ動いた丈は右に動くもの、自分から福を分ち与えれば人もまた自分に福を分ち与えるものだ」と述べている。
これは、人生はあざなえる縄のごとしといえるでしょう。
また、わたくしの好きな、ビートルズより「The End」の歌詞を引用させていただきます。
<歌詞(抜粋)>
And in the end
The love you take
Is equal to the love
You make
簡単な英語なので、和訳は必要ないかも知れませんが一応。
<和訳>
結局は
君がうけとる愛ってのは
君がつくりだす愛と
おなじなんだよ
と同じことだと思います。
しかし、知識、経験をはじめ、他人様にわけあたえたり、還元できる福をもっていない自分はどうしたらよいのでしょうか?
これは、本業である仕事が福をわけあたえることになっていて欲しいと願っています。
仕事の成果として受け取っている、給料が、おまえがつくりだしている福の見返りだとおもえば、仕事への熱もこもります(*^_^*)
これはホワイト企業に勤めている方限定です。世の中には、従業員の善意を踏みにじる、悪徳企業もあるでしょうから、そういった企業に対しては、企業を去るということも、企業に対して大事な福をあたえている(従業員を粗末にする報いという学び)ということになると思います。
③福を植えるとかいて、植福(しょくふく)
最後、三番目は、植福です。
「植福」とは、将来にわたって幸せであり続けるように、今から幸福の種を蒔いておくこと、精進(正しい努力)し続けること。過去に自らが蒔いた種が芽を出し、今の自分を創っている。過去を書き替えることはできないが、今から良い種を蒔き続ければ、望ましい未来につなげることが出来る、と説かれる。
です。
これは、植樹と同じ考え方ですね。
こちらに関しては説明不要でしょう、露伴先生に限らず、他の書籍でも同じことを書かれている書籍があります。
わたくしのおススメは、次の2冊です。
ジャン・ジオノ先生の、「木を植えた男」
- 作者: ジャンジオノ,フレデリックバック,寺岡襄
- 出版社/メーカー: あすなろ書房
- 発売日: 1989/12/01
- メディア: 大型本
- 購入: 9人 クリック: 375回
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継続することの大切さを絵本で学べます。
大人から子供まで、一度は読んでいただきたい名作です。
内村鑑三先生の「デンマルク国の話」
こちらも、荒廃した土地を復興させる物語です。
「戦敗かならずしも不幸にあらず」 と、環境をいい訳にしないことを学ばせて頂けます。
わたくしにとっての植樹(植福)は、
①大学での、心理学の学び(植樹)
②ブログの記事投稿(植樹)
③ブログ記事のリライト(樹のお手入れ)
になると思います。
ブログ記事については、自己満足で投稿している内容も多々ありますが、1本1本、樹を植えるように記事を投稿していきたいなと思っています。
1日の時間配分はこんな感じ
幸福論と努力論を参考に、24時間の時間配分はこんな感じになりました。
▶睡眠時間は、7時間確保
0時~7時迄の7時間は、睡眠時間です。
次の日に疲れを持ち越さないためには、7時間睡眠が必要な身体になっています。
▶マインドフルネス+朝食で、1日のスイッチON
7時~8時30分迄の1.5時間で、1日のスイッチをONにします。
①マインドフルネス呼吸法をして、”今”を生きることを再確認します。
②朝食で、身体にエネルギーを注入します。
③時間があれば、ブログを少々。
朝のあわただしい時間、マインドフルネスをさぼったこともあるのですが、その日はどうも身体の調子がいまいちだったように感じました。
わたくしの場合、意識していないと、勝手に過去や未来へとあれこれと雑念が入り乱れています。そのため、マインドフルネスで少しでも雑念が飛び散るのを防いでから仕事に臨むほうが疲労具合の軽減につながっているようです。
▶仕事+移動時間で、8.5時間
ここは、本業に、7.5時間打ち込みます。
▶ボディケアで、身体のメンテナンス
退勤後は、ボディケアで肉体をメンテナンスします。
肉体のメンテナンス+知人との雑談が、良いリフレッシュ効果をもたらせてくれていると感じています。
自宅の近所に、アシュタンガヨガの教室をみつけました!
興味あるんだけど、結構ハードなんだろうなぁ。。。
独り言でした。
▶夕食タイム
19時頃~ 夕食タイムです。
準備+食事+後片付けまでが1時間以内におわるようにしています。
そのため、平日は先日の時短レシピで紹介したような、簡単なものしかつくっていません。
ここ1ヵ月でつくったものといえば、
①野菜炒め(カット野菜を炒めるだけ)
④肉じゃが(週末につくっておいたのを温めるだけ)
⑤豆腐ハンバーグ(週末に成形していたものに火をいれるだけ)
⑥ちゃんちゃん焼き(鮭をアルミホイルでつつんで焼くだけ)
⑦ゴーヤ+もやし炒め(ゴーヤともやしを炒めるだけ)
⑧インスタントカレー(レンジでチンするだけ)
⑨インスタント丼(レンジでチンするだけ)
このくらいかな。
なんという、手抜き料理...
そして、レパートリーの少なさ...
時短+栄養満点なレシピを増やしたいところです!
▶大学の勉強(心理学)が新鮮で楽しい
20時頃から、放送大学の心理学を勉強します。
インターネット配信されている放送授業(動画orラジオ)で勉強するので、いつでも時間を気にせず、勉強したいときに何度でも繰り返し学習できるのが放送大学のメリットです(*^_^*)
今は、「教育心理学概論」で、人が学ぶということはどういうことなのか?ということを学んでいます(*^_^*)
▶入浴+ストレッチでアイデアをでやすくして
21時頃から、入浴+ストレッチで身体をリラックスさせます(*^_^*)
入浴してから、ブログを書くほうが筆がすすみやすいように感じています。
▶ブログタイム
1日の最後にお楽しみタイム。
そう、ブログタイムです(*^_^*)
ここ数日は、朝、書こうと思っていたネタと実際に投稿するネタが狂いまくっています。そのため、入浴後の身体で書きたいなと思っているネタ、筆がすすみそうだなと思えるネタを選んで書くことが多くなっています。
はい、行き当たりバッタリなんです(;^ω^)💦
そして、24時頃からお布団タイムです。
おやすみなさい(-_-)Zzzzz
1ヵ月を振り返って「先読み」が良いことを生み出すことはなかった
この1ヵ月、ヒルティと幸田露伴の書籍を参考に、1日を細切れに区切ってスケジューリングたてて過ごしましたが、それでヒルティのいう「仕事の変化はほとんど完全な休息と同様の効果がある」について体感できているか?といわれると、疑問符がつきます。
たしかに、やることを変えることで、気持ちはリフレッシュできますが、どうしても、合間合間にゆっくりしたいこともあり、完全な休息効果とまでは実感できませんでした。
ただ、その理由は、
①睡眠中も夢のなかで、ブログを書いている
②夕飯を食べながらも、その後のスケジュールについて考えている
③心理学の勉強をしながらも、「これブログで紹介したいな」等とブログに結び付けて考える
等で、1つ1つのことに集中できておらず、気持ちの先読みが生じていたのが、完全な休息効果とまではいかなかった原因かなとも感じています。
そのため、これからの1ヵ月は、いかにして1つ1つのことに集中していけるか?ということに工夫していこうと思っています。
まとめ
今日は、復職後1ヶ月間の平日の過ごし方について紹介しました。
現在、年間約7万冊の新刊が出版されているといわれています。
また、ネットを活用したら、欲しい情報はすぐに手にはいる便利な時代にもなっています。
昭和生まれの古いタイプな人間だからなのかも知れません。
わたくしは、温故知新(”故きを温ねて新しきを知る”)という言葉が好きです。
今日、紹介したカールヒルティの幸福論や、幸田露伴の努力論のように、先人や偉人といわれる方々が遺してくれて、いまだ残っているものには、今の現代社会でも使えるアイデアが多数埋もれていると思います。
どうしても新しいものに目がいきがちですが、時折、古いものにも目を向けていきたいなと考えている今日この頃です(*^_^*)
おわり
今日もありがとうございましたm(_"_)m
それでは、また。
でつノ