料亭落語「柳家家禄」の主催者より教えて頂き、なるものに参加してきました。
生落語を拝聴するのは、うまれて初めて。
開催される料亭も、名前だけは知っていましたが、訪れるのは初めて。
とダブルの初めてづくしで楽しみにしていたイベントでした。
しかし、やってしまいました(´;ω;`)ウッ…
朝起きてから、腰が痛い。
ギックリ腰になる一歩手前のような重さを感じる。
そして、お腹も膨満感があり苦しい。
しかし、またとない機会、なんとか参加したい!
参加費を払っているため、欠席するのは勿体ない!
朝から入浴して腰を温め、ストレッチをして少しでもほぐし、シップとカイロで養生すると、心なしかマシになってきた気がしてきたため、チケットを握りしめて無事に参加することができました。
会場は創業105年、老舗料亭の蔦茂
料亭落語の舞台となるのは、名古屋人なら知らない人はいないであろう、老舗中の老舗、創業105年を誇る、蔦茂(つたも)さん。
ちなみに、僕はこの料亭落語のお誘いを受けるまでは、この料亭のことを存じ上げていませんでした。
名古屋に引っ越してきてから、約1年たつかどうかくらいだったので許して(;^_^A
料亭では、昼食を頂く部屋に案内されて、開演時間まで待ち時間です。
落語を披露して頂けるのは柳家花緑師匠
開演時間前に会場へ移動します。
蔦茂の社長の挨拶によると、元々定員80名だったところ、参加希望者が増えたため、100名の方が参加されていますとのことでした。
関西出身の自分としては、落語といえば、上方落語。
本格落語は、ほとんど未経験の自分が落語の楽しめるのかどうか?が一抹の不安としてあったのですが、その心配は杞憂におわりました。
落語では、約1時間10分にわたって、
①時そば
②井戸の茶碗
の2本を披露して頂き、落語初心者でも十分楽しめる、あっという間の1時間でした。
また、座席は座布団敷で、腰への負担も心配されるところでしたが、あまりの楽しさに腰の違和感をまったく感じない時間でした。
落語パワーすごい!
落語終わりには、すっかり、柳家花緑さんのファンになっており、サイン本を購入する始末。
落語を堪能したあとは、料亭自慢の昼食
腰痛とあわせて、お腹の調子も悪かった自分ですが、落語を聞き終えたあとは、ランチを心待ちにするほどになっていました。
きっと、単細胞なんですね(;^_^A
日本が世界に誇る和食。
ユネスコ無形文化遺産の和食を頂きます。
1つ1つが上品な味でペロリと完食しました。
テーブル毎に記念撮影会
食事中に、柳家花緑さんが、各テーブルを訪れてくださり、記念撮影に応じてくださいました。
その上、厚かましく、2ショット写真にも快く応じてくださいました。
主催者さん、時間をとっちゃってゴメンナサイ。
花緑師匠、ありがとうございました!
食後は、蔦茂社長による料亭観光
詳しく説明してくださいましたが、無学な自分にはチンプンカンプンなことばかり。
覚えているものを紹介すると、400年前に徳川家康が掘らせた井戸より、水を引いていいるとのこと。
また、右写真のカエルは、かつての大東亜戦争時の名古屋空襲をうけても焼け残ったカエルさんだとのこと。
そして、この天井が網代つくりというらしいです。
お土産は、わらび餅
そして、主催者より、是非食べてと推薦をうけていた、わらび餅をお土産に購入。
なんかね、当たり前かも知れませんが、スーパーに売ってるわらび餅と全然違います!
本物のわらび粉でつくられているからなのでしょうか。
柔らかすぎず、硬すぎずプルルンとした食感。
そして、あらかじめ振りかけられているきな粉が丁度いい塩梅!
あっという間に完食しました。
学んだこと
サービス業に従事されている方にとっては、「お客様は神様です」という言葉をどう受け止めてらっしゃるでしょうか?
- 神様だということを良いことに、客からスタッフへ横柄な態度をとられることに辟易していますか?
- 客に対して、必要以上にへりくだらないといけないことに苦しみを感じてらっしゃいますか?
客の立場からしたら、通り一辺の、マニュアル通りの対応しかされないことに、「まぁ、こんなもんだよね」と思うことが多いのです。
しかし、今回の料亭落語を通して、
- 主催者の頑張り。お一人で企画、お店・師匠との折衝、集客、チラシ・チケット作り、受付、司会、カメラマン、段取りと多方面に八面六臂のご活躍をされていました。
- 蔦茂社長の、開演挨拶で冗談を交えて、参加者の緊張をとく心遣い。
- 柳家花緑師匠の、記念撮影、サイン等のサービス精神の高さ。
- 蔦茂スタッフのきめ細かな対応
- 蔦茂社長の、きさくな態度での料亭観光案内。
と、予想をうわまわるおもてなしの数々に感動しました!!
マニュアルではなく、来場頂いた方に満足して頂きたいという思いが、思いだけでなく、行動にあらわれて、それが参加者の予想をうわ回ったからこそ、感動を味わうことができたのだと振り返っています。
そのおもてなしも、おしつけがましい親切ではなく、社長と師匠、スタッフ共に気さくに接してくださる姿勢があってこその感動につながったのだろうと思うのです。
今は、僕は休職中で仕事に従事していませんが、日々の自分自身および、接する人々に対して、一期一会の気持ちで接することが大事だなと改めて気付かせて頂きました。
最後に、時そばで使われていた言葉を紹介して、今日の記事を終了します。
『商(あきない)は、あきないというだけあって、飽きずに続けないといけないよ』
皆さん、継続していることを、飽きずに継続していきましょうね♪