昨日、僕の恥ずかしいマインドフルネス日記を公開しました。
現在に至るまでの間、マインドフルネスをうまくやることができない日々が続くなかで、試行錯誤、悪戦苦闘していた日々でした。
仮面うつ病を発症する原因の1つとして、「マインドフルネスについて思い悩むストレス」も関係していたかもしれません(;^_^A
今日は自分の体験談を踏まえて、
①マインドフルネスを行ううえでの陥りやすいワナ
②マインドフルネスをうまくやるコツ
③マインドフルネスの危険性もあるみたいだけど、どうなの?
について書いていきます。
マインドフルネスを行う際に陥りやすい注意点
自分の体験談を踏まえて、マインドフルネスを行う際に陥りやすいワナを整理してみます。
1.マインドフルネスを行うやり方(作法)、時間にこだわってしまう
マインドフルネスは、”今、現在”の感情、考え、身体で感じる感覚に気付くトレーニングです。
それらに気付くためのヒントとして、呼吸法をはじめとして様々な方法が紹介されていますが、その方法にとらわれてしまって、本来の目的を見失わないようにしてください。
これは何度も書いているので、しつこいと思われるかもしれませんね。
でも、これが超重要なので、何度でも繰り返しいわせてくださいね。
2.マインドフルネスを早く習得して、楽になりたいという焦りがでてくる
メディアでは、「1日〇〇分をどれだけ続けたら効果があります」といった紹介がされていますが、それは目安であって一律、全員に効果があらわれるものではありません。
そのため、示された時間と期間を行ったけど、効果がでないといったことで焦りやストレスを感じないようにしてください。
3.マインドフルネスに過度の期待をしてしまう
マインドフルネスは魔法ではありません。
頓服のように劇的に効果があらわれる薬でもありません。
スポーツで高いパフォーマンスを出すためには、厳しいトレーニングと同様に、身体をリラックスさせることも大事です。
マインドフルネスも同じだと思います。
考えが過去のことや未来のことへ行ったり来たりして、さまよってしまっている状態から、現在にとりもどす行為です。
そのことを、僕は、1回目で「脳を休める」と表現しました。
ちまたで言われている集中力が上がる、記憶力がアップするといった効果は置いておいて、「脳を休める」ことに注力しましょう。
4.うまくできない自分が嫌になる(自己嫌悪)
「考え、感情、感覚」を気付こうと意識しても、ともすれば、
①過去の出来事のことを思いだして考えてしまう
②マインドフルネスを行った後で行う用事のことを考えてしまう
③将来のことに不安、心配を感じて心が休まらず、辛くなる
といったように、
「今、現在」を気付けていない自分に気付き、嫌になることがあります。
でも、それでいいんです。
それが人間の習性なんです。
脳みそは、ほおっておいたら勝手に過去のことや未来のことを考えてしまうようにできているのです。
集中力が足りないからだ、自分はマインドフルネスに向いていないんだと思う必要はありません。
むしろ、
「自分の考え方のパターンを知ることができた」
「過去のことを考えてしまっていた自分」に気付けた
「不安や心配を感じていた自分」に気付けた
「この後、やらないといけないこと」に気付くことができた
と肯定的にとらえるようにしましょう。
5.効果がでないことで、マインドフルネスを諦めてしまう
これは、一番勿体ないです。
「いついつまでに効果がでなかった、辞めてしまおう」というような、期間設定はしないでください。
僕は、仮面うつ病を発症しました。
うつ病は、脳の病気、脳の暴走であることがわかっています。
「過去や未来」にとらわれてしまうことは、皆さんよりもよっぽど多かった人間です。
その僕でも、「今、現在」に気付くことが出来るようになってきています。
そのため、皆さんにとっても、きっと、マインドフルネスの効果は感じて頂けると思っています。
うまくやるコツ
次に、マインドフルネスをうまくやるコツをお伝えします。
1.うまくやろうとしない
逆説的になりますが、マインドフルネスをうまくやるコツは、
「うまくやろうとしないこと」です。
ただ、淡々と行うことが一番の近道です。
2.認めて受け入れる
マインドフルネスを行っている最中に気付いた、様々な感情、考え、感覚について、すべて等しく受け入れてあげてください。
そのときの感情、考え、感覚に対して、批判、批評、賞賛といった感情を付け加えないでください。
ただ、受け入れてください。
あたかも、愛おしい赤子、子供をみている親御さんのような気持ちで、
「人間だもの。まぁ、そういうこともあるよね」と全面肯定してください。
3.コツコツと続けること
これが最後です。
そして、これがうまくやるための一番のコツだと思います。
マインドフルネスをはじめていくと、体調の良い日・悪い日、うまくできたと感じる日・うまくいかなかったと感じる日を経験されることになります。
それが普通です。
そういったことにとらわれず、コツコツと続けることが大事です。
途中、ひどい体調不良や、多忙な日常により、マインドフルネスを行うことができない日がでてしまうこともあるでしょう。
その時も、「あー、1日できない日が出来てしまった。継続が途切れたのでもう辞めよう」とは思わないでください。
1日空いたって、次の日から再開したらよいのです。
2日空いてしまった場合も、その次の日から再開したら良いのです。
マインドフルネスを行うことを義務感のように思わずに、コツコツと続けていくことが大事です。
この平凡なコツコツをつづけていくなかで、気が付いたら「過去や未来」のことにとらわれていることが少なくなっている自分に気が付くことでしょう。
ここまできたら、しめたものです。
無料で幸福感を得る方法を習得したのです!
おめでとうございます♪♪
マインドフルネスの危険性について
マインドフルネスについて、危険性ありとして警告を発しているサイトを見かけるようになりました。
- 自律神経失調症のリスク
- 他人の暗示にかかってしまうリスク
- 瞑想に依存してしまうリスク
それらについて、僕の見解を述べておきます。
①自律神経失調症のリスク
まず、1点目。自律神経失調症のリスクです。
運動不足状態で、長時間の瞑想を行うことで、発症するリスクが高まるということが言われています。
これはナゼ、そんなことが言われているのかが不明です?
僕は、マインドフルネスを行う前に、自律神経の乱れが原因とされる身体の不調に悩まされていましたが、マインドフルネスの効果を感じれるようになってきてからは、過去に感じていた身体の不調とは無縁の生活を送っています。
ただ、変なリスクは避けたいため、長時間のマインドフルネスは行わないようにしています。現在、1日15~30分程度のマインドフルネスでは、上記リスクは感じていません。
②他人の暗示にかかってしまうリスク
マインドフルネスは、「今、現在」に気付くトレーニングであり、自分の意識はハッキリした状態で行うものです。
そのため、他人の暗示にかかってしまうリスクは、マインドフルネスをやっている/やっていないにかかわらず、元々のその方の捉え方にあるのではないだろうか?と思っています。
ただ、変なリスクは避ける方がよいでしょう。
このリスクの対処としては、「マインドフルネス教室」に行く際は、指導者の言動をよく見極める必要があると思います。
指導者の言うことはなんでも信じますのような、宗教のような信仰形態になっているところは避けた方がよいのだろうと思います。
③瞑想に依存してしまうリスク
これはマインドフルネスの側面だけをみているのでしょう。
マインドフルネスがうまくいくことに従って、身体が楽になる感覚を味わいます。
そして、この楽になる感覚は、麻薬などのドラッグと同等のチカラがあるとも言われています。
そのため、現実世界から逃れるために、考えることを放棄するためにマインドフルネスを行うならば、社会生活に支障がでてしまうと思われているのかも知れません。
しかし、この身体が楽になる感覚が、麻薬と異なる点があります。
それは、α波とΘ波の違いです。
麻薬は、リラックスしているα波がでている状態を薬でつくりだしています。
マインドフルネスは、身体がリラックスしていながら、頭は冴えている状態のΘ波になっていると実感しています。
(自分の脳波を測定してΘ波がでているかどうかを見てもらったわけではありませんが、実体験からそう感じています)
だからこそ、高いパフォーマンスが求められるグーグル等の企業がとりいれており、トップアスリートが実践している理由も、リラックス状態と冴えている状態の両方をつくりだす力がマインドフルネスにあるため、取り入れているのだと思うのです。
以上です。
これで、 【マインドフルネスマインドフルネスを5ヶ月継続した自分なりの目的、やり方、効能を書いていくよ】は終わりです。
ありがとうございましたm(_"_)m