昨日、マインドフルネスのやり方について、自分なりに効果を感じることができている方法を紹介させて頂きました。
昨日の記事では、僕がスムーズにマインドフルネスができているように見えてしまうかもしれませんが、全然そんなことなかったんですよ。
「”今、ここ”をただ受け入れる」ということと無縁の、
①やり方・行う時間といった、やり方にこだわる自分、
②早くマスターして楽になりたいと思う、焦り、
③マインドフルネスの効果を期待する自分
④自己嫌悪に陥り苦しくなる
⑤効果がでない自分を諦めそうになる
⑥呼吸に集中できたときは成功、雑念に翻弄されたときは失敗と思っていた
に翻弄されていたのが自分でした。
それらが、まさしく「マインドフルネスをやるためのコツ」の裏返しなのです。
上記の反対を意識してやることが、うまくやるコツだったりします。
そこで、今日は、うまくやるコツをお話しする前に僕の体験談を聞いてくれますか?
ただの日記となりますので、暇なときの時間潰しにでもどうぞ。
「他人の不幸は蜜の味」といいますが成功体験ではなく、失敗体験のオンパレードの数々を、笑い飛ばしてやってください。
僕とマインドフルネス
僕がはじめにマインドフルネスを知ったのは、 テレビ番組(2017年8月22日)でした。
その番組では、
”毎日、朝食後、夕食後、寝る前の1日3回、1回3分間呼吸に集中しましょう”
と紹介されていました。
効果のほどは、2週間程継続することで自律神経の乱れが改善される。そして、雑念がでにくくなり、呼吸に集中しやすくなるといった効果がでるということでした。
2週間継続しても、全然上手くできないんだけど!?
そのテレビ番組で紹介されていた方法を地道に継続していきます。
マインドフルネスをはじめて1週間経過、全然楽になりません。
「まぁ、効果がでるのは2週間」といってたので、こんなものなのかなと効果がでてくることに期待しつつ淡々と実践する日々を送っていました。
そんな状態で迎えた15日目。
マインドフルネスをはじめて2週間経過しましたが、いまだ楽になりません。
むしろ、仕事のことが気になって、呼吸への集中がより困難にさえ感じる日々が続いていました。
やり方が悪いの?時間が3分では足りていない?
2週間継続しても、効果を感じることができなかった自分は、
「やり方が悪いのかなー?」
「1回3分では足りないのかなー?」
という思いから、効率のよいマインドフルネスのやり方にこだわって、書籍、サイト等を巡りながら試行錯誤を行うも、いずれも効果を感じることができません。
このときは、マインドフルネスを行う前よりもむしろ、
「マインドフルネスを1日も早くマスターして楽になりたい」という焦りがありました。
マインドフルネスを行うことを苦痛に感じる
2週間経過しても効果がでない日々が続いているなかで、マインドフルネスを行うことを苦痛に感じていました。
「もう、マインドフルネスやめちゃおうっかなぁ」
「でも、辞めちゃったら、今までの時間が水の泡だしなぁ」
「もしかしたら、今日、効果がでてくれるかも知れないよな」
「効果に期待して、1日1回だけでも行おう」
と、惰性で行うようにしていました。
22日目、突然呼吸が深くなり身体も楽になる
ついに、運命の日がやってきました!
2017年9月12日、その日も体調が悪く、頭痛と胸痛に悩まされながら、なんとか仕事を終えて帰宅したのです。
こんな状態のため、マインドフルネスしたって効果ないよね、といった思いから、いつものように惰性で行うと、あら不思議!
雑念はいつものように出ていましたが、
自然とふか~い呼吸を感じることができ、頭痛と胸痛で疲れていた自分とは思えないくらい身体が楽になっていく自分がいたのです。
やった!ついに僕にも効果が訪れた!
といった気持ちで、その日の状況を記録しました。
<座った時間>、<意識していたこと(呼吸を数える)>、<飲んだサプリメント>、<朝食、昼食、夕食の内容>、<入浴に使用した入浴剤>、<湿布を貼った場所>、<加湿器に使用したエッセンシャルオイル>等です。
翌日以降は、それらを再現することで、マインドフルネスの日々は、楽になっていくのだろうとウキウキした気持ちでその日は寝床に入りました。
再び、やり方にこだわる自分に逆戻り
うまくいった翌日、
うまくいった日の再現をしようと、記憶と記録の限り、
「同じ服装」
「同じ時間帯」
「意識することは同じことを考えよう」
「同じ時間行う」
といったことを意識して、うまくできた日を再現しようとしますが、
まったく上手くいきません。
頭のなかは、?????です。
「なんで? 昨日、うまくいったやん!」
「なんで上手くできなくなってるの!?」
といった、いら立ちを募らることになってしまっていました。
自分の嫌な性格がみえてきて自己嫌悪になる
マインドフルネスを行っていると、似たような考えが繰り返し頭のなかに湧いてきました。
そして、その考えを考えまい、考えまいとすればするほどに、むしろ増殖、繁殖するかのように、ますます、その考えに頭のなかが翻弄されるようになっていきました。
そのなかでも、特に困ったのが、自分の過去の経験が勝手に思い出されることにより、自分の嫌な「考え方のパターン」をみせられてくることになり、自己嫌悪に陥ってしまうことも苦しく感じていました。
具体的には、
①仕事をかかえこんでいた自分
②言葉で飾ろうとする自分
③自分をよく見せたいというおもい
④失敗を恐れる恐怖
⑤成果を残したいという得体の知れぬプレッシャー
等です。
雑念がでず、意識に集中できたときだけが成功と思っていた
マインドフルネスに対しての、試行錯誤中は、
「雑念があまりでてこず、心が落ち着いた日がマインドフルネスの成功」
「雑念にまみれて、意識が散漫になる日は、マインドフルネスの失敗」
と思っていました。
こういった認識をもっている間は、成功と感じれる日は少なかったです。
それでも、2週間に1回程度は、やり方、行う時間に関係なく、不思議とうまくできる日がポツポツとでてきました。
次第に失敗にも慣れっこになっていき、失敗と感じていた日は、
「あー、今日もダメだったかー」と思いつつ、うまくいく日を心待ちにしながらただ座る日が続いていきました。
マインドフルネスに成功、失敗はない!ただ気付くことが大事
そんなこんなで、マインドフルネスをはじめて、約3ヶ月半が経過した2017年11月下旬。あることに気付きました。
それは、
「マインドフルネスには、成功/失敗はないんじゃないか?」ということです。
マインドフルネスは、”今、ここ”を感じて評価せず受け入れることが大事だと習った。
ならば、
「雑念にまみれているから失敗」ではなく、
・雑念まみれのときは、あー、今は「脳が暴走してるんだな」ということを気付くということ
・呼吸に意識を集中させやすかった日は、今日は「脳の暴走は落ち着いているんだな」ということに気付くということ
・外の雑音等、五感で感じれる感覚も、「今、外はそうなってるんだな」と気付くこと
・マインドフルネス中に、身体が痛くなるのは、「そこの部位が不調なんだな」ということ。
といったように、それぞれに気付くことができるのが大事なのではないか。
そのため、
「気付くことができればできるほど、マインドフルネスができている」
ということだ、という思いに至ったのです。
このブログの1回目と2回目をお読み頂いた方、マインフルネスを実践している方にとっては、当たり前のことかもしれませんが、僕はこの単純なことを気付くことができるまでに、3ヶ月かかったのです。
雑念welcomeの気持ちで、感覚や考えを認めて受け入れる
上記に気付いてからは、マインドフルネスの成功、失敗といったことにあまりとらわれなくなり、「今日はどんな気付きがあるのだろうか?」といった、雑念welcomの気持ちでマインドフルネスを行っています。
そして、不思議なことに、雑念をださないようにしようと思えば思うほど、雑念まみれになっていた自分が、雑念ウェルカムと思うようにすると、意外や意外、雑念が起きにくくなっていったのです。
それでも、勿論人間なので、別の考えが湧いてくることもあります。
そのときは、
「あー、自分は、そういうことを考えていたのね」
「そういうことを考えていた自分を気付かせてくれてありがとう」
という気持ちで、”考え”に対して感謝して、それから受け入れることで、
その考え自体が、気付いてくれたということに納得してくれたのか、それ以降、顔をださないようになっていったのです。
「今、現在」に集中できるものは、なんであれマインドフルネス
「今、現在」の感情、考え、身体の感覚に集中できるものは、なんであれマインドフルネスだと思っています。
そのため、
①ブログ作成を楽しむ
②はじめて作る料理に集中する
③竹馬に乗るのに必死になる
④アイススケートを滑るのに必死になる
⑤親しい友人との交友を楽しむ
等です。
こういったことを行っている間は、頭のなかは「過去や未来」のことをさまようことはありません。そして、気が付いたら長時間たっており、有意義な時間を過ごせていると感じています。
つづく。
日記はこれで終わりです。
明日は、この体験談(日記)から見えてくる、「マインドフルネスを行ううえでの注意点」と、マイ「ンドフルネスをうまくやるコツ」を整理したいと思います。
それでは、また。
でつノ