ネット掲示板の2ちゃんねるに書き込まれた、「【朗報】鬱を一発で治す方法、ついに見つかるw」が”重度の鬱だとしばらく時間はかかるけど、毎日気分が重いくらいのやつならすぐに効果が出る”ということで、大きな反響をよんでいる。
しかも、うつを一発で治す方法があっても、お金が必要であったり、必要な機材が必要なら、なかなか手を出しにくいところであるが、推奨されている方法は無料ですぐ出来るという。
うつ病を一発で治す方法について
ネット掲示板で推奨されている方法とは何なのか?なぜその方法が効果的なのかを掲示板以外の情報も踏まえて書いていく。
うつを一発で治す方法とは何なのか?
その方法は、科学的根拠があるのか?
そして、気分の落ち込みではなく、身体の痛みに症状がでる仮面うつにも効果があるのか?
方法を試した結果を書いてみる。
うつ病の特長とは?
うつ病の特長を水の流れに例えて説明されていて、とてもわかりやすい。
水は高いところから低いところに流れる。
水が低いところから、高いところへ流れることは絶対にない。
悩んでいる人や、うつ状態の人が、「ポジティブに考えなきゃ、頑張りが足りない」と考えるのは、水を低いところから、高いところへ上げようとしているからだ。そもそも、無理なことを考えているのだから、悩みは尽きず、うつ状態もよくならない。
また、水の流れに方向があるように、私たち人間ひとりひとりの考え、性格も、人生の歩みのなかでつくられている。
大きく、ネガティブの方向と、ポジティブの方向があり、ネガティブな方向の人が急にポジティブな方向に方向転換しようとしても、水の流れを急には変えれないのと同じく難しいというのだ。
ウツを一発で治す方法とは?
うつを一発で治す方法として、
「生活に大きな支障がでないレベルのことは、常に意識して左右を逆にしてみる」ことが大事だという。
具体的な方法として、
普段、ビンの蓋をあける手を逆にしてみろ
左手でビンを持って右手で蓋をあけるなら、その逆だ
右手でビンを持って左手で蓋をあけるだけ
これで軽いモヤモヤならすぐに気持ちが楽になる効果があるという。
うつ状態は「脳の暴走」が原因
右利きで、左脳をよく使う人が、悩みすぎやうつ状態にはまりやすい傾向があるという。
なぜ、左脳優位だと、うつ状態になりやすいのか?
左脳は、理論的な働きをするため、出来事のやる前、やった後のことを考えてしまうことで、自分のなかで納得していない事柄について混乱し、不安から悩みへと発展いってしまうという。
また、興味深かったコメントとして、
悩みのほとんどは過去か未来だ
だれも現在の瞬間を悩むことなんかできない
例え今、瞬間的に悩んだとしても、それはあっという間に過去になる
というマインドフルネスのポイントと同じことを述べている。
それでは、意識を「現在の瞬間」に集中するには、どうしたらよいのか?
そこで、効き手を変えることによって、右脳優位にすることで過去や未来のことが気にならなくなるという。
普段、左利きの人にとっては、普段の細かい動作を意識するだけで、余計なことを考える余裕がなくなることで、同様の効果が得られるという。
また、うつ状態で苦しんでいる人にとって、嬉しい言葉をかけてくれてくれる。
悩んでる人は安心して欲しい
実際にあなたの自我が悩んでるわけじゃないから
あなたの左脳が勝手に大声で演算を繰り返してるだけだ
この文言を読んだとき、胸がジーンと熱くなった。
食事について
食事の在り方についても、大胆な発言をされている。
食いたいもん食え
飲みたいもん飲め
太るかな?病気になるかな?は左脳が勝手に叫んでること
左脳は原因と結果を結びつけたがるから、そっちに耳を傾けると太るし病気になる
食事においても、左脳の「あれこれと考えてしまう」クセをできるだけ排除して、「今、ここ」の食べることに意識を集中して、喜んで味わって食べることが重要だという。
これは賛否両論あるだろうが、左脳優位で、食べる前から、食べるもの食べたあとの結果にこだわっている人にとっては、荒治療として効果的であろうと思われる。
科学的根拠はあるのか?
2ちゃんねるの掲示板のスレッド主は、右脳、左脳の使い方がポイントだと述べているが、それは科学的立証はあるのだろうか?
ジルボルトテイラー博士の講演「パワフルな洞察の発作」で、右脳と左脳のことが書かれている。
右脳は現在
右脳にとって現在が全てです。この場所この瞬間が全てです。
と述べており、情報はエネルギーの形をとって、五感(眼耳鼻舌身)を通して、一気にコラージュとして現れるものとしている。
左脳は過去と未来
左脳にとっては、過去と未来が全てです。
と述べており、右脳であらわれたコラージュから、情報を整理し、これまでの人生経験をもとに、将来の可能性を考えるとしている。
うつを治す方法を試してみた
座学はここまでにして、右脳を使うことで、うつ状態の改善がみられるのか?実践してみた。
実践した方法として、ネットで推奨されているビンの蓋あけでは、一瞬でおわってしまい、現在に集中できていたかどうか?がわかり辛いため、10分ほど左手で文字を書いてみたのだ。
我ながら、素晴らしいミミズの這い具合である。
数字とひらがなを書くだけで10分弱かかったのだが、その間、字をかくことに集中できており、他のことを考える余裕がなかったのだ。
その意味から、右脳を活発に働かせることができていたのだろう。
他おすすめの方法
今回、右脳を意識的に使うことで、仮面うつの症状にも効果があることがわかった。
また、現在に意識を向けることがポイントということで、今、流行りのマインドフルネス(*1)を切り口を変えて説明してくれた、有益な情報だったと感じている。
(*1)マインドフルネスは「脳疲労のほとんどは、過去と現在からやってくる」としておrり、”いま、ここ”に意識を集中することで、脳疲労を軽減して、集中力をアップさせる方法として、グーグル社をはじめとして、一部企業での社員教育にも使用されている。
また、マインドフルネスでは、”いま、ここ”に意識を向けるために、呼吸、身体の状態を観察するのだが、どうしても慣れるまでは数秒が限界で、いつの間にか、雑念がわいてきてしまうのだが、今回の利き手以外の手を使う方法だと、否が応でも集中してしまうため、マインドフルネスの初心者でも、マインドフルネスの効果を実感してもらえる方法として、効果的だと感じた。
それ以外で、右脳優位にする方法として、今日、紹介した方法以外で、①速読、②ブログ作成(文章に書きなれていないため、一記事書くのに数時間かかっているがその間、集中できているのだ)でも同様の効果が得られることを感じている。
マインドフルネスと速読の効果について、記事にしているため、興味のある方はご一読いただけると幸いである。