まさか、自分がウツになるなんて!

43歳男性、会社員(SE)が、仮面うつと診断されるまでの経緯、治療方法、健康回復にむけてやっていることなどを紹介いたします。 自分はウツとは関係ないと思っている方に、是非読んでいただきたいです。

マインドフルネスの「3分間呼吸空間法」は、ドラゴンボールの舞空術と似ている!?

2017年12月29日(金曜日)

通院しているクリニックのグループワークで、マインドフルネスの手法の一つ「三分間呼吸空間法」を実践してきた。

この三分間呼吸空間法は、私が読んでいるマインドフルネスの書籍には書いていない内容であり、とても新鮮で面白い体験をしてきたのでそれを紹介したいと思う。

 

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3分間呼吸空間法

「3分間呼吸空間法」の使用シーンと効果は以下である。

使用シーンと得られる効果

・激しいイライラには不向き

・ちょっとした心ざわつきがあるときに向いている

・心を落ち着かせたいときの「緊急避難」としてつかえる。

 

3分間呼吸空間法のやり方

緊急避難のやり方は、3ステップですすめていく。

ステップ1:気づく

ステップ2:注意を集める

ステップ3:注意を広げる 

 

この3ステップを聞いたとき、まるでドラゴンボールの舞空術のやり方として、一旦、集中して気を集めたあと、その後、気を解放させるのがポイントだということを孫御飯が言っていたなーと思いだしていた。

ドラゴンボールも、実はマインドフルネスだったのかと思い、ひとりほくそ笑んでいた。

www.dailymotion.com

 

もしかしたらマインドフルネスの達人になって、心のコントロールが自在にできるようになると、ドラゴンボールのようにかめはめ波を撃てたり舞空術で空を飛べたりするのだろうか。

 

話しが脱線してしまったが、本筋に戻そう。

講師は、ステップ1~3を砂時計に例えて説明されていた。

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ステップ1:気づく

砂時計の砂が上の広いところにある状態。

そこで自分のなかに、どのような気がかりがあるのか?心の中にどのような不安、心配事があるのか?どのようなことでざわつきを感じているのか?といった、自分の身体と心の不調原因に気付くことがポイントとのこと。

 

ステップ2:注意を集める

砂時計の砂が中心の細いところを通って行く状態。

ステップ1で気づいた、気がかりなことにフォーカスすることによって、体調にどのような変化が生じてくるのか?また、その状態を天候に例えると、どんな天候なのか?それをイメージしてみましょう。

 

ステップ3:注意を広げる

砂時計の砂が、下の広いところにさらさらと落ちていく状態。

 

体験談

実際に講師の誘導に従って実践していった。

ステップ1:気づき

来年1月中旬に、インプラントの手術を受けることになっており、それによる「お金の不安」を3分間呼吸空間法のざわつきの対象とした。また、インプラントに着目した結果、お金の不安だけでなく、手術に失敗したらどうなるのだろうか?といった取り越し苦労的な要素がでてくるのを感じていたのだ。

 

ステップ2:注意を集める

お金と手術の不安を感じているときの状態を天候にたとえると、どんよりとしたうすぐもりの空がイメージされた。

そして、この不安は、お金、健康共に、「今の状態が崩れること」にへの恐れから、不安が不安の連鎖を呼び、身体も重苦しいような感じになっていることに気付くとともに、「あー、自分は執着が強いんだな」と不安が起きる原因が1つわかったような気がした。

 

ステップ3:注意を広げる

これは、すんなりとはいかず、なかなか難しかった。

アドラー心理学の本を読んだ時に、「考えではなく体験を信じる」ということが書かれていたことを思い出した。

考えれば考えるほど不安が募って、身動きがとれなくなる。考えている限りは、今の行動パターンから抜け出せない。つまり、考えている間は性格が変わらない。性格を変える鍵は、「考えを信じないで、体験を信じる」ということだと、私は思うのです。

アドラー心理学を語る1「性格は変えられる」著:野田俊作

 

 

それについて体験を信じてみると、「過去にも取り越し苦労をして色々と心配なことはあったけれども、実際に蓋を開けてみると、大したことなく無事に済んだことの方が多かったなー」ってことを思い出したのと、ほぼ同時くらいに、今回のインプラント手術に関しても丁寧な歯科医院にかかっているため、「いつもの先生なら、ちゃんと大丈夫なようにしてくれるだろう」という安心感が訪れた。

そう思えると、眉間が温かい感じがするとともに、心と体の不安が一掃されて、体が楽になっていくような感覚を得ることができたのだ。

 

この体験が初めてだったため、このやり方でよかったのかどうか?不明であり、その状態でブログに書くことに後ろめたい気持ちもある。

それでも、この体験談が、後日、自分で読み返したときに「あのころの自分は未熟だったな」と思えたり、「マインドフルネスのやり方」に試行錯誤されている方の参考になれば、この駄文でもタメになるとおもい投稿することにした。