冬季ウツという言葉もありますが、寒さや冷えでうつ病になってしまったりするのでしょうか?
また、うつ病以外にも心身にどのような影響を及ぼしているのでしょうか?
今、健康な方にとっては、うつ病の発症を予防するために、現在、うつ病で闘病中の ぼくとその仲間にとって、少しでも症状が楽になるために役立ちそうなことを調べてみました。
冬季うつ病について
身体に異常がないにもかかわらず、不調を訴えている方に対して、なんらかの病名をつけるために、「うつ」が大安売りされている気がする。
そういえば、僕の病名は、「精神性疼痛性障害、うつ病、不眠症」なのだが、クリニックの医師は、「精神性の病名はなんとでも名前をつけれる」といったことを言っていたなと思いだした。
最近、寒い日が続いていますね。
こんなに寒いと、外出するのもおっくうなのですが、そこだけ見れば、「気力の喪失」、「ひきこもり」としてうつ病になってしまうのでしょうか。
年末のバーゲンセールではないのだから、なにかとウツにするのは勘弁願いたいものである。
僕の仮面うつは、正式な病名ではないため、症状をもとに、上記3つの病名をつけてもらったのだが、診断された時期が11月と寒くなりつつある時期だったのだが、冬季うつだったのだろうか?
冬季うつとは何なのか?どのような症状がでるのか?原因は?について、順にみていこう。
冬季うつって何?
米国の研究者によると、季節の変化に起因する「季節性情動障害」(季節性うつ病)の一つとなっている。
10月から12月頃にかけてうつ症状が現れ、春先の3月頃になると回復する「冬季うつ病」が有名となっていますが、希に、夏に発症する「夏季うつ病」という病気もあります。ただ、うつ病という名称がついてはいますが、季節性のもので、精神的に問題を抱えている訳でもないので、一般のうつ病とはかなり状況が異なります。
- なぜか、ただただむなしく、自己否定的になる
- 無気力感に襲われる
- 睡眠時間が長くなっているにもかかわらず日中も眠気がある
- 人付き合いがおっくうになり、外出がつらい
- 集中力がなくなり、普段やり慣れた家事や仕事ができない
- 食事が炭水化物や甘いものに偏り、体重が何kgか増える
冬季うつ病の代表的な症状
冬季うつは、季節性うつ病ということになっている。
それでは、春先のいくら寝ても眠いときや、5月病、夏バテなどでやる気がでないのも季節性うつになってしまうことになってしまう。
ぼくの場合は、「集中力がなくなり・・・」の箇所があてはまっているが、これは春先から自覚していたので、冬季うつではなかったのだろう。
冬季うつの発症原因は?
上記、引用サイトによると、日照時間が冬季うつの発症原因とされている。
日照時間が不足する冬場に発症することと
緯度が高いほど冬季うつ病の発症率が高いこと
冬季うつ病の原因
原因は、一般的なうつ病と同じく、一定以上の明るさを浴びることによって生成される、セロトニンの過多が影響していることですね。
冬季うつの予防、改善策は?
冬季うつ病の治療・対策は、医学的に光療法が第1選択とされています。投薬よりも効果が高いと言われています。
光療法により、2,500ルクスから10,000ルクスの光を浴びることで、セロトニンの量が増えて脳が活性化したり、ホルモンの分泌や体温のリズムを調整されて症状が回復をすると言われています。実際の治療現場では、2500ルクスというのは最低限の照度で現実的でないので、5,000ルクスから10,000ルクスの高照度光を使用される場合が多いようです。
一定以上の明るさの光を浴びることが効果的なようだ。
①外出での対策
天候ごとのルクスを調べてみると、晴れだけでなく、くもりや雨天時あっても、必要な照度がでていることがわかる。
これを知ってから、毎日、実践している。
今までは雨天の日は体調が悪い。晴天では体調がよいという感じで、人間天気予想だったのだが、晴天、雨天時を問わず、毎日1時間程度、外出するようになってから、体調が天候に左右されにくくなってきたように感じている。
1日や2日外出しても効果はわかり辛いのだが、毎日30分から1時間ほどの外出を一ヶ月ほど継続していると、一ヶ月前とくらべて、確かに楽になってきており、2017年12月27日の天候(雪、晴れ、雪。そしてむちゃくちゃ寒い)という不順な天候でも体調を崩すことなく過ごせている。
もし、現在、午前に1時間ほど、外出できるだけの力がある方は、だまされたと思ってひと月ほど、外出してみることをお勧めする。
自分の体験談なのであるが、午前の外出と、午後の外出では、午前に外出していた方が身体の調子がよく感じている。その為、外出されるならば、午前中をおすすめする。
②室内での対策
1時間も外出できないという方にとっては、必要な照度を浴びることができる目覚まし時計があるようなので、それを試してみてはどうだろうか?
身体の冷えが身体へ及ぼす影響
僕は低体温であり、日中でも36℃前半しかない。
1日のなかでも、起床時は特に低く35.5℃程度であり、足の指先がひんやり冷たく、午前中は調子が悪い日が多いのだ。
日中、外気温が温かくなるにつれて、体調もよくなっていくことが多く、自分の体質だとおもっていたのだが、数日前より、あったか靴下をはいて寝たところ、いつもよりよく眠れており、午前中の体調の悪さをあまり感じていないのだ。
【履いて寝ている靴下】
低体温や、指先の冷え、身体の冷えは心身にどのような影響を及ぼしているのだろうか?
低体温は初期ガンと同じ
”がん細胞は低体温35度が大好きということ。”
なんだってー!
僕は毎朝、いつガンになってもおかしくない身体の状態だったというのか!
また、ガンだけでなく、内臓の冷えから、様々な病気になるリスクが高まるとされています。
「体温が1度下がると免疫力は30%低下します。逆に体温が1度上昇すると免疫力は500%~600%、つまり体温がたった1度上がるだけで免疫力は5倍から6倍も高くなる。体温を上げることで、人はストレスに強く、病気になりにくい健康な体を維持することが出来るのです(要約)。 」
冷えが精神に及ぼす影響
「冷えは万病のもと」と昔から言われているが、冷えが原因で自律神経失調やうつ病を発症したり、自律神経の乱れが原因で身体の冷えにつながったりするようだ。
まるで、【タマゴが先か、ニワトリが先か】であるが、身体の冷えを取り除くことで、自律神経の乱れをはじめとする精神疾患を回復できるならば、冷え性を改善する努力をして、精神疾患の改善に役立てたいものである。
冷えの予防・対策
自律神経乱れの対策、冷えの対策として、今日から実践できることを紹介します。
紹介例のなかには、僕も実践していないものがあるのですが、実践次第、効果のほどを追記していきます。
【対策1】適度な運動
ウォーキング、階段の昇り降り、洗濯物干しスクワットで身体の血行をよくしましょう。
これは、冬季うつの予防・改善でもある日光を同時に浴びることができるので一石二鳥ですね。
【対策2】目もと温め
目元は、副交感神経と密接にかかわっています。
そのため、アイマスク等をつかって、目元をあたためることで、交感神経優位から副交感神経優位に切り替えることで、身体が必要以上に冷えることを予防しましょう。
【対策3】首元をあたためましょう。
日光の力を借りて、首もとを温めましょう。
朝、ほんの数分、首元に日光をあてるだけで、身体全体がじわーっと温かくなってくるのを感じて気持ちがいいですよ。
くもりや悪天候等で、太陽様の力を借りれないときは、ドライヤー、お風呂、ネックウォーマーを使用して首元をあたためるのも効果的だと感じています。
【対策4】白湯
白湯が身体によいということは知っており、電気ポットで沸かしたお湯を飲んでいたのですが、効果が実感していなかったのです。
正しい白湯は、”水、火、風”の自然の力を白湯に込めると、
「バランスのとれた魔法の飲み物」
になるとのこと。
※上記サイトで紹介されている「魔法の飲み物」を試したあと、効果のほどについて後日追記いたします。