うつの治療には、休息が良いとされている。
2017年12月22日(金曜)~25日(月曜)にかけて、忘年会&クリスマス会の名目で故郷(神戸)に帰郷してきた。
旅行は休息ではないが、環境が違うことの気晴らしや、旧友、家族との雑談といったことがうつに効果があるのか?それとも、逆効果なのか?実体験をもとに書いていく。
■環境の変化による体調への影響
<画像の出典>環境変化 | 美容師・神無月ゆうと
学生時代の友人より、23日(土曜日)の夜、焼き鳥屋での忘年会のお誘いを受けた。
12月に入ってから、体調の悪い日がほとんどなく、調子のよい日が続いていたのと、日々のウォーキングで体力も復調傾向にあったため、体調への悪影響はないだろうとおもい、参加を表明していた。
また、ありがたいことに、23日の昼間は、妹家族(妹旦那、妹、姪)の家で、両親、自分を交えてのクリスマス会を行う企画に招待してもらえたため、時間の余裕と金銭の節約を目的に、22日の夕方、高速バスで名古屋から神戸へ帰郷することにした。
移動日は通院の予定(クリニックで診察&グループワーク(マインドフルネス(3回目)))があったのみで、身体と心が疲れるようなことをしないため、バスで数時間かけての移動となったのだが、疲労への心配はしていなかった。
自分の想定通り、バスでの移動中も体調は悪くならず、途中のサービスエリアで軽食を食べる等、快適に過ごせていたのだが、実家の最寄り駅につくと、数十年過ごしていたはずの風景、街並みであり、数か月ぶりの帰郷にも関わらず、どこに何があるのか?がわからなくなる記憶喪失のような状態を感じたのだ。
その記憶喪失のような感じはほんの1~2分程度で、回復したのだが、あらためて自分の脳の状態は完全に回復していないんだ。ということを痛感させられ、そして、食欲が一気になくなっていく自分を感じていた。
実家についてからも、食欲はないのだが、何か食べないと体調が悪化することを恐れて、簡単なコンビニ弁当を少し無理して食べたのだ。
さらに、父親から、「元気そうやな。こっちに遊びにきていないで早く名古屋で復職しないか!」といった言葉を投げかけられて、食欲不振に加えて、胸痛まで発症する始末となってしまった。
父親の言葉と、胸痛により30分程辛い時間を過ごしたのだが、
「仮面うつのことを知らない人から見れば、そう見えるのだろう」
「胸痛はストレス性のもので、心筋梗塞等の心配はないだろう」
「傷つく言葉を言われても傷つく必要性はない、川の流れのように聞き流して、傷つかないようにしよう」
となるべく冷静に自分の状況をみつめてみると、自然と食欲不振と胸痛はマシになっていったのだ。
ただ、完全に治まったわけではなかったため、布団に入ってからも、なかなか寝付けず、寝てもリアルな夢をみており、熟睡感がないまま、朝を迎えることとなった。
うつになってから、旅行をしたのは初めてだったため、たまたまなのか、そういうものなのかはわからないが、自分にとっては、旅行⇒環境の変化、環境の変化・言葉の暴力⇒ストレスというかたちで体調の変化にでたのかなと感じている。
■体調不良時の考え方
23日(土曜日)は、ウトウトしている状態で目覚めたのだが、最近の日課にしているマインドフルネス呼吸法を30分とウォーキング1時間を行った。
マインドフルネス中は、いつも以上に雑念がでてきたのだが、それでマインドフルネスの失敗だとはおもわずに、「あ~、昨日、ちゃんと眠れていなかったし、身体が起きていないのね」といった感じで冷静な視線で自分の状態を観察できる自分を発見することができたため、マインドフルネスの効果は着実にでてきていると感じた。
また、その後のウォーキングでも疲労感がはんぱなければすぐ帰宅しようと思ってでかけたのだが、地元の氏神様、神社巡りをしていくうちに、意外と身体が楽になってくる自分がいて、いつも通りの1時間強、散歩を楽しむことができた。
自宅に帰宅後は、おいしく朝食を食べることができ、バス移動での疲労や睡眠不足による疲れなど、どこかへいってしまったかのように体調と気分が回復していた自分がいた。
これはマインドフルネス、ウォーキングともに、【上手くやろうとしない】、むりだと思ったら、すぐやめるつもりの「~しなければならない」といったプレッシャーではなく、気楽な感じでおこなったのが功を奏したのだと感じている。
この後の出来事、
①クリスマス会、忘年会による体調の変化
②不眠症で苦しんでいた自分が、銭湯&サウナに入った夜は熟睡できた。
③競馬の功罪と、キタサンブラックが僕に教えてくれたこと。
については、明日以降のブログで記載したいと思う。