循環器の専門病院で精密検査を受けた結果、心臓や肺には異常がなかった。
しかし、胸痛はあいかわらず起きていたため、自律神経失調やウツ等の精神系異常ではないかと思い、誤診等の可能性の少ない、名医とよばれる医師にみてもらおうと病院検索を行った。
検索中に、脳の血流量の検査でウツかどうか?を客観的に判定してもらえる「光トポグラフィー検査」があることを知った。
脳の病気であるうつ病も、実は数値で診断することができることが研究の結果により近年明らかになってきました。
光トポグラフィーが脳の状態を測定し、数値でうつ病を診断できる現在唯⼀の⽅法なのです。
この検査は、保険適用外で12,000円程費用がかかるらしいが、自宅から徒歩数分の圏内にある、新宿ストレスクリニック名古屋では、初診、検査費ともに無料でみてもらえるとのことで、そこで検査を受けることにした。
思い立ったが吉日とばかり、2017年11月5日(日曜日)に検査を予約した。
当日は、本人確認(年収を記載する箇所があり驚いた)、アンケート(下記)、臨床心理士との面談、光トポグラフィー検査、医師との面談とすすんだ。
- ① ほとんど毎日、1日中ひどく憂うつを感じる。
- ② ほとんど毎日、1日中何をやってもつまらないし、喜びというものを感じない。
- ③ ひどく食欲がないか、逆にひどく食欲があり過ぎる。
- ④ ひどく眠れないか、逆にひどく眠り過ぎる。
- ⑤ イライラして仕方ないか、動きがひどく低下している。
- ⑥ ひどく疲れやすく、気力が減退している。
- ⑦ 自分はダメな人間だ、悪い人間だと自分を責める。
- ⑧ 思考力が低下し、集中力が減退し、決断力が落ちた状態である。
- ⑨ 死について繰り返し考え、自殺を口にする。
- ※上記アンケートについて、③④⑧について該当にチェックをつけていたと記憶している。
【医師との面談】
下記がわたしの光トポグラフィー検査の結果であるが、検査の結果、
「うつ病パターンに類似します」とのこと。
そこで胸痛はあるが、うつのような気分の落ち込みはないこと、もし、ウツだとすると双極性障害ではないのか?と確認すると、これが身体に症状がでる「仮面うつ」とのこと。
【治療について】
光トポグラフィー検査をうけたクリニックでは、抗うつ薬以外での治療をおこなっており、TMS治療で行うとのこと。
TMS治療については、読んでいた書籍(脳疲労が消える最高の休息法(CDブック))で紹介されていたため存在は知っており、副作用がほとんどないということに魅力を感じていた。
しかし、下記の理由により、TMS治療を受ける/受けないの即答はせず、持ち帰りとさせて頂いた。
<懸念理由>
1.金額が高額だった
①一括払い
18,340円/回×30回=550,200円(税抜き)
550,200円×消費税(1.08)=594,216円
②分割
細かい金額は忘れたが、毎月2万ずつの支払いで総額65万ほどだったと
記憶している。
2.検査前の本人確認で年収を記入する箇所があった
年収額によって、診断を変えたり、費用がかわったりしているのではないか?
という不信感。
3.TMS治療の完解率が低い
改善率は80%とそこそこ高かったが、完治(ウツでは完解という)率は
50%程と思っていたより低かったため、高額医療費を払うのに抵抗があった。