こんにちは、仮面うつです。
この記事は、ただの日記(自分のノートがわり)です。
約5.5ヶ月の長期連休より、復職して約10日間が過ぎました。
先週末(4月21日)に参加した、再発予防グループでの内容・学んだことを書き留めておきます。
再発予防グループについて
リワークに参加していたクリニックで、毎週土曜日に開催しているのが再発予防グループです。
休職中に認知療法、マインドフルネスを実践していても、いざ復職すると、想定外のストレスで苦しむことがあることが多いらしく、復職後のケア、対処法のアドバイスを頂くというのがこちらの再発予防グループの目的となっています。
▶開催時間
14時15分 ~ 16時45分(2.5時間)
この中途半端な時間に開催されるので、土曜日の午後は、他の予定をほぼいれられないです。職場は、週休2日ですが、しばらくはこの再発予防グループに参加することになるので、週休1.5日が当面続きそうです。
あ~、
「今までも散々、休んでおいて、何を贅沢いってるんだ!」との
お叱りが聞こえてきそうです(;^ω^)
▶再発予防グループの内容
再発予防グループの内容は下記。
- 心理検査(BDI-Ⅱ、SASS)※2週間に1度(*1)
- 参加者(約10名)の近況報告
- 休憩(約10分)
- 参加者が抱えている問題(2名分)について、意見を述べる
(*1)心理検査について、詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。
【BDIⅡ】自分、ウツかも?復職の目安は?と思ったら、こちらでセルフチェックを【SASS】 - まさか、自分がウツになるなんて!
他人と自分を比べてしまうときに、自分を納得させている方法
再発予防グループのプログラムの後半、
【参加者が抱えている問題(2名分)について、意見を述べる】
での自分の発表内容、他参加者の意見より学んだことを書いていきます。
▶抱えている問題
同僚に優秀な人がいて、その人と自分を比べてしまう。
自分は、その人とは違う、考えても仕方がないということが分かっていても、
「焦りを感じて、’べき思考’にはまりそうになってしまう」。
皆さんは、似たような経験はありませんか?
また、その場合、どうやって自分を納得させていますか?
▶自分が喋った内容
僕が喋ったのは、下記4点。
①隣の芝生は青い
誰にでも、ありえる悩み。
自分が持っていないものを見ると、羨ましく感じてしまう、自分も欲しくなって
しまう、それが当たり前なので、そのことでご自分を責めない方がいいです。
②完璧な人間はいない、優秀に見える人でも抱えている悩みはある
自惚れですが、自分は、周りから「仮面うつだったら、やってくれるだろう」
と思われ、言われることが多かった。
自分自身にとって、それが嬉しくもあり、プレッシャー、気負いの原因にも
なっていました。
あなたが、優秀な人だと見えている相手にも、きっと抱えている悩みはある。
③自分を他人からみたら、どう見えているのだろうか?という視点
僕も視点が外にむきがちで、自分への視点がおろそかになることが多い。
他人からみてもらった自分は、まんざらじゃなかったり、自分では気づか
なかった長所があったりする。
④自分の長所を伸ばしていってみてはどうか
これも日本人の特徴だと思います。
先日読んだ、文化心理学(*1)のなかで、従来は世界共通で、
「人間の心は普遍性がある」と思われてきていたが、ここ20年あまりの研究で、
住んでいる国・地域によって、異なった考え方をするということがわかってきて
いるそうです。
何がいいたいかというと、日本人は欠点を修正したがるが、欧米では長所を伸
ばそうという傾向があるらしいです。
ここは、欧米的な考えにならって、長所の方を伸ばしていってみてはどうでしょ
うか?
(*1)文化心理学
下記、書籍の第13章:文化心理学より
▶参加者からの意見
他、参加者よりだされたご意見、どれも素敵でした。
メモできていた範囲で、書き留めておきます。
- 焦り、不安を感じている自分を認めてあげる
- そもそも、優秀ってどういうことですか?
- 東大でも理三は理二より偉い、理系は文系より優秀だ、のように比較している
- 東大:理三は万能かといわれれば、実社会ではそうともいえない。
- 「私は私」と思って何もしない、自分にできることを精一杯やる
- その人から、スキルを盗もうと思う。近づく努力をしてみる。
- 仕事ができる=すごい人間というわけではない。
- 自分も若い頃、職場に優秀な人がいて苦しみを感じていた。今は、その人がいてくれたお陰で成長できた、今の自分がいると感謝している。
- 凄すぎる人には嫉妬しない(例えばオリンピック選手には嫉妬しない)。嫉妬するということは、自分もそこになれる可能性があると考えて努力する。
- 自分を責めない
- 揺れながらでも、自分に立ち戻る時間をもつようにしている。
- 優秀な人たちのなかにいるのが、「好き」と感じている。
- 一人ずつ抱えている課題は異なる、その課題に対して、もっている優秀さが役にたつかどうかは別物。
- 他人と比べてしまうときは、精神的によわっている証拠、自分をねぎらうことを意識するといい。
など、どれも机上の空論ではなく、参加者お一人お一人の経験、体験談より発された意見なので、どれも重みを感じれる素敵なご意見の数々でした。
僕のなかでは、
・ライバルがいたからこそ、今の自分がある
(棋士の羽生善治さんも似たようなことをおっしゃっていました。)
・自分を磨いてくれた存在への感謝。
・嫉妬したり、羨ましいと感じる相手は、自分の理想像そのものなんだ。
という3点が、とても心に響きました。
集団認知グループの応用版?
このテーマに対して、意見を述べるというグループワーク。
リワーク中に参加していた集団認知行動療法グループと似ています。
ただ、集団認知では「意見を述べたい人だけが意見する」でしたが、この再発予防グループでは、全員に発言がもとめられるため、短時間で考えを整理して、喋るという脳トレ効果が期待できそうです。
▶発言する順番によっての悲喜こもごも
テーマをだされてから、一人目の発言者に指名された場合は、考える時間がほとんどとれません。
ちなみに、僕がしゃべった内容は、2人目で指名されたので、体感ですが考慮時間は2-3分といったところでしょうか。
①1人目で指名されると考えを整理する時間があまりない
一人目に指名されると、考慮時間はせいぜい2、30秒といったところでしょう。
この場合、「上手に喋ろう」とかよこしまなことを考えていたら、考えがまとまらないので、自分の体験談、考えをありのままに喋るしかないのでしょう。
辛い状況ですが、他の参加者の意見にまどわされることなく、言いたいことを言えるというメリットもあるのでしょう。
②後の人は、同じことをいわれたらどうしようという心配
後の人は、考慮時間があるものの、他の参加者の意見を聞いて、
「自分が喋ろうと思っていたことを喋られたら、どうしよう?」と不安に思っていたらしいです。
これから、参加していく、再発予防グループ、どんなテーマが与えられるのか、どんな学びを頂けるのか、楽しみです(*^_^*)
つづく
2点目のテーマについての発言、参加者からの学びについては、別の記事で備忘録としてまとめます。
今日もありがとうございました。
それでは、また。
でつノ