まさか、自分がウツになるなんて!

43歳男性、会社員(SE)が、仮面うつと診断されるまでの経緯、治療方法、健康回復にむけてやっていることなどを紹介いたします。 自分はウツとは関係ないと思っている方に、是非読んでいただきたいです。

集中したいのに集中できない!あー、イライラするって時に試したことと、諦めが肝心

ねーねー、話しを聞いてくれますか?

あのね、集中したいのに、集中できないことってありますか?

そういう時、どうやって対処しています?

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えっとね、先日、僕がそういう状況になったの。

その時の状況、とった行動、考え方を喋ってみるね。

もし、「こうした方がいいよ」、「これがおススメ」といったことがあれば、教えてもらいたいな。

 

 

どういった状況?

僕が参加しているリワークは、自分に必要なテーマを決めてそれに取り組んでいるんです。その日は、認知療法の1つで「心のスキーマ」(考え方の傾向)について取り組もうとしていたの。

 

認知療法をはじめた時は、自分の心をみつめれば見つめる程、自分のなかのイヤな面、偏った考え方があぶり出されてきてねぇ、それが胸を締め付けて苦しくなったり、自分で自分がイヤになったりしてたんだよ。

だけど、きちんと自分に向き合うことで、「あー、そっか、自分ってこんな事を考えてる人間なんだ」って事がわかることが、なんて言うのかな、格好よくいえば、「自分を知る」ってこと?

悪くいえば、マゾで自分で自分をイジメることに快感を覚えていただけなのかもしれないんだけどね(苦笑)

 

こんな感じで、自分の内を見つめることに抵抗がなくなってきていたので、その日も、今日はどんな自分に気付けるんだろう?とワクワクしてたんだよ。

 

だけどね、その日は何か違ったの。

その取り組みをはじめた途端から、集中がつづかないの。

自分の心をみつめようとしても、勝手に別の事が頭にうかんできて、全然、集中できなかったんだ。

 

どんな対応をしたの?

前置きだけで長いね、ごめんね。

次に、その時に、僕がとった対応なんだけど。

▶気分転換を図る

  • コーヒーを飲む
  • 背伸びをする
  • 読書をする

コーヒーでカフェインの力を借りたり、背伸びをして、集中力のスイッチを入れようとしたんだけど、効果はなかったの。

次に、読書だったら集中できるのかな?と思って、本を読んでみたんだけどそれも効果がなくてね、次第に、「なんでこんなに集中できないんだよ、せっかくのリワークの時間が無駄に過ぎちゃうじゃないか!」って思い、イライラしちゃうようになったんだ。

 

▶集中できない原因を考える

気分転換で試したことはことごとく、効果がなかったので、次に集中力が続かない原因を自分なりに探ってみたんだ。

ー体調が悪い?

特にかわりはない。

睡眠時間もいつもと同じ、朝ごはんもきちんと食べてきた。

日曜日に、2万歩ほど歩いたけど、疲労は残っていない。

月曜日もいつも通り、集中することができている。

うーん、じゃあ、体調不良が原因ではなさそうか。

 

-天候が悪い?

午後から天候が崩れるということを天気予報でいってたけど、今は天候はくずれていない。

あっ、もしかして、天候が崩れる前触れで、集中力が切れているのか?

いやいや、集中できないだけで、気分の低下も起きていないし、それは考えすぎかな。

うーん、天候のせいでもなさそうか。

 

-リワークに飽きてきた?

うーん、これは否定できない。

リワークに参加して、約2ヶ月経過している。

参加した頃のような、刺激はなくなっており、マンネリ気味になっていることは認める。それに、認知療法も”いついつ迄にやらないといけない”といった期限はないので、自分のやる気にだけかかっている。

やる気がないのか?といわれると、やる気はあると思っている。

やる気があるのに、集中力が続かなくて、イライラしているんだ。 

 

▶諦める

集中できない理由について、体調・天候・リワークそれぞれで考えてみたけれど、どれもこれだといった原因ではなさそうだ。

うーん、わからん!

考えるのもちょっと疲れてきた。

 

もういいや、今日はそういう日なんだろう。

人間なんだから、1年365日、ずっと調子がいい日なんて続くわけがない。

当たり前だ。

ならば、集中力が続かない、今日のような日だってあって当然だろう。

と、諦めることにしたんです。

これを、いい風に言えば、マインドフルネス的に、「今の自分を受け入れたんです」って言った方が格好いいかな(苦笑)

 

こう考えると、集中力が続かなくてイライラしていたネガティブな感情が次第に薄れてたんです。また、集中しなければといった、焦りも気が付いたらなくなってたんです。

 

経験から学べたこと

イライラ、焦りといった感情がなくなってからは、気分がスッキリとしてきました。

そして、集中力が続かない理由は、集中して自分の「心のスキーマ」に向き合うことができました。

 

そしてまた、その心のスキーマは、今回、しゃべった内容そのものだったんです(苦笑) 

【自分の理想と現実のギャップがあるときのスキーマ】

  • 時間を有効に活用したいと思っている【ねばならない思考】
  • 自分の思い通りの状況(集中)がでなかったら、 イライラする
  • 自分の理想と現実のギャップが大きいほど、焦りがでてくる

うーん、人間なんだから、出てきてあたり前の傾向なのかも知れませんが、

人間ならではの、モロサを理解していない偏った思考をもっていることを改めて気づかされた感じです。

 

復職してからも、「集中力がつづかない」という状況、「自分の理想と現実のギャップ」、「上司の期待と成果のギャップ」等々、似たような状況は起こるでしょう。

そうした時に、イライラ、焦りといった感情に支配されて、さらにパフォーマンスが落ちてしまうという悪循環を防止するためにも、貴重な気付きを得られたと思いました。

 

まとめ

集中力が続かない→ イライラ→ 焦りといった悪循環は、

【原因がわからないことによる心が落ち着かない状況】

が引き起こしていました。

 

その原因は、「人間なんだから集中力が続かないときもある」というごくごく、当たり前のことだったんです。

そして、そんな当たり前のことで、イライラ、焦りといった感情が増大していたなんて、今から振り返ってもバカバカしい状況でした。

 

今後、似たような状況になった場合は、

「焦ったりイライラしたりせず、そうなってしまう原因がなにか?落ち着いて考えよう。原因に思いあたることがあれば、その原因を取り除く対処をしよう、もし原因に思いあたることがない場合は、そういう自分を受け入れよう」

ということがポイントと思っています。

 

今日も長々と話しをきいてくださって、ありがとうございましたm(_"_)m

それでは、また。

でつノ