先月より、通院しているクリニックで行われている復職・就労支援プログラムに参加しています。
そのプログラムの1つ「ジョブミーティング(*1)」で、「気持ちの上手なケリのつけ方」について勉強してきました。
(*1)ジョブミーティング
初めての参加で、「ジョブミーティング」というものがどういうものなのか?一般的な呼び名なのか?知りませんでした。
ネットで検索しても、明確な定義が見当たらなかったので、自分なりの定義を書いてみます。
【復職、再就職、仕事をすすめていくうえで、参考になると思われる内容についての学びを深めて生活、仕事に役立てることを目的とする。また、自分の生活、仕事には直接的にかかわりのない分野だった場合は、「自分がその立場だったらどうするか?」を考えることで、思考の柔軟性を高めることも目的としている。】
今回のジョブミーティングでは、心理士1名、参加者5名の合計6名で、 「気持ちの上手なケリのつけ方」をテーマにしたコラム2本について、輪読、感想の発表を通して、自分ひとりで読むだけでは気付かない視点、学びを共有させて頂きました。
雑誌のコラム記事は、持帰ることができませんでしたので、メモと記憶を頼りに要点を書いていきます。
自分の考えがなかに入り混じってしまっていると思うため、元の著述と異なる点があるかも知れませんが、なにか1つでも参考になれば幸いです。
自分の「目標」をイメージしよう
ここでは、メンタルトレーナー:岡本正善さんのコラムについて勉強しました。
気持ちのケリがつかない原因はなに?
焦り、イラ立ち、不満等の不快な感情は、
「自分自身のリズム」ではなく、「他人のリズム」に引きずられている状態である。
自分のリズムと他人のリズムのズレを感じたときは、以下の2点がポイントとなる。
①自分が何を望んでいるのか?それに焦点をしっかりと合わせること。
②他人や周囲の状況に責任転嫁しないこと。
具体的にどうしたら良いの?
人間関係、職場問題で悩んでいる場合、次の2点を考えてみよう。
[A]相手(職場、上司、同僚等)にしてもらいたいことはなにか?
[B]自分は相手に対して、どのようなことをしてあげられるのか?
[A]、[B]を考えることができたら、一旦、[A]は置いておいて、[B]にフォーカスして努力してみよう。
どのように仕事をしたいのか?どのようなことをしたいと思っているのか?という目標をハッキリさせたうえで、今の環境とまったくあっていないなら、会社をやめるという決断をすることも”自分のリズム”。
単に「上司や職場が不満だから会社をやめてやる!」と考えているとしたら、それは「他人のリズム」に振り回されてしまっています。
自分の望みや目標を設定するのが難しい
他人のリズムに引きずられている状態で、自分の望みや、目標を設定するのが難しく感じている場合は、次の方法がおススメ。
①呼吸法(5分)
ゆっくり、深い呼吸を行いましょう。
②自分の状態をそのまま認めましょう
自分は今、相当しんどい状態になっているなと、自分を肯定してあげましょう。
「こんなんじゃダメだ」と自分を否定しないことが大事です。
③自分はどうしたいのか?
自分はどうしたいのか?
そのために何をすればよいのか?を考えてみましょう。
④そして行動へ
自分の目標を定めることができたら、目標に近づくための行動を1つずつとっていきましょう。
今日も1つ、明日も1つと1つずつこなしていくことで、ケリのつかない気持ちにも1つずつケリがついていきます。
自分の感想(発表した内容)
上記コラムの輪読後、一人ずつ感想を述べる際に、自分がしゃべった内容です。
日記として記録に残しておきます。
-発表内容-
僕は数年前に1度、転職しています。
コラムのなかで、「自分でできることを行ったうえで、環境が変わらなければ転職、離職を考える」ということが書かれていましたが、これは僕が転職する際にも心がけていた内容です。
実際に転職活動中に、「転職を考えた理由は何ですか?」と聞かれたため、その時に、環境から逃げずに努力したという自己アピールにつながり、転職先でも嫌なことがあれば逃げ出すんじゃないのか?という面接官の不安を取り除くためにも、必要な努力だったと振り返っています。
ただ、今から振り返ると、転職する場合は、コラムの内容にプラスして、「自分の実力を正しく把握する」、「自分の考え方のパターンを知っておく」という2点を付け加えると良くなると思いました。
というのも、「転職先でも自分はやれるはずだ」と思っていたのですが、実際には転職後のプレッシャー、ストレスによって、今、ここに通院することになっています(苦笑)
そのため、これから復職を目指して体力、知力の回復を図っていきますが、再発防止のためにも、自分の認知のあり方を知って、柔軟な考え方ができるようにしていきたいなと考えています。
Q&A
次に参加者の意見、質問から、このコラムに関係すると思われるものを記載します。
<質問>
職場に苦手な人がいます。
その人が近くにくると神経過敏になり、身体がこわばってしまいます。
心も大きくブレてしまい、仕事に集中できなくなってしまっています。
マインドフルネスで、今を受け入れよう、”今、ここ”に集中しようとおもっても、集中することが困難です。
どうしたら良いのでしょうか?
<回答>
苦手な方に対して、相手の言いなりになるのではなくて、自分を主語にして、少しずつ意見を伝えていくのはどうですか?
(それも難しいという返事)
自分にとって苦手な人がいる、怖がっている自分に気付くということもマインドフルネスの大事な気付きですが、マインドフルネスも万能なツールではありません。
回避行動というものがあります。
回避というと、逃げるみたいですが、悪いことだけではありません。
席をはずす等、あえて苦手な人から距離をおくことで、心の平静を保ちやすくしてみてはどうでしょうか?
(はい、やってみますという返事)
今日は以上です。
明日は、続編として2つ目のコラム(精神科医・作家:なだい・なださんへのインタビュー【「基本は受け入れる」ことだね。しかし、なかなか難しい】)の紹介と感想を書いていきたいと思います。
今日もありがとうございましたm(_"_)m
それでは、また。
でつノ